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子どもの心を育む親の関わり方、してあげられることのコツとは?

こんにちは。
〈オンラインカウンセリング『なごやか』
心理カウンセラーのイヌカイです。
今回もご相談にお答えしていきます。

前回の記事では、(特に)はじめての子育てで不安になりがちな
新米ママさん、パパさんがちょっと肩の力を抜けるような
心のお話をさせていただきました。

今回はその続編ということで、心の仕組みから考えて
合理的で有効性が高い子どもとの関わり方や
してあげられることについてお話します。
 
心は情報量がとても多い複雑系だから、今経験した出来事が
将来どんなことにつながるのかは分からないということは、
前回お話したとおりです。
 
しかし、そうはいっても心の構造と原理が分かっていれば
社会で生きるうえで得する確率を確実に上げる方法はあります。
今回の記事ではそんなコツをお伝えしますね。

子育てできる限り避けたほうがいいこと1つ

そこからまずは、最初にできる限り避けたほうがいいことを1つだけ。
たった1つだけお伝えしておきます。

それは

体罰です。

どんなジャンルにでも「昔は良かった教」というのがはびこっていますが、
子育て業界にも根強くいるみたいですね。

そのあたりの信者がもっともらしく「痛みや苦しみを与えなければ
分からないことがある。」だとか説教たれてくるかもしれませんが、
聞く耳をもつ必要ありません。

たしかに「痛みや苦しみ」の経験からの学びや成長自体はあるでしょう。
しかし、価値観も確立していないような時期に、一方的に力の差がある
相手からの圧倒的な暴力による学びや成長などありえません。

体罰を受ける原因となった行為をその直後はやめるかもしれません。
その代わり、体罰=暴力によって心には強烈な恐怖が、身体には
不必要な緊張ぐせが刻まれます。

これは大人になってからもずっとその人の行動を阻み続けます。
体罰を受けたそのときの行動だけでなく連想でつながるようなこと
全てに影響を与えます。

もしも、手をあげることが許容されうるとすれば、
子どもが命にかかわることや重大なケガをすることを
しようとしていたときくらいでしょうか。

(どうしても衝動性の強い特性を持った子がいるのは事実ではありますので。)

それでも、手をあげないにこしたことはないのは間違いありません。
本来、分かってもらえるまで言葉を使って辛抱強く伝え続けることです。

反射的に、あるいはやむを得ずやってしまった場合は、
その行為がいかに危なくて怖いことかを
ちゃんと話すことや、
「あなたが大切だから」ということを抱きしめながら
しっかりと伝えてあげてください。

最近「子どもは親を選んで産まれてきた」などの根拠のない妄想をもとに、
体罰どころか虐待まで全肯定するカウンセラーまがいの人がいるそうですが言語道断です。

1対1のセッションの中で『思い込み』への反応を
確認したり緩めたりするために一時的に行為を肯定する言葉を
使うことはありえますが、最終的な結論として体罰や暴力を
肯定するなど対人支援者としてありえません。

とはいえ、ついイライラしたりして叩いてしまった罪悪感や体罰を与えたくなる
衝動と戦っている人もいらっしゃると思います。

その場合は前回の記事でもお話したとおり、
ご自身の心と向き合っていくことが必要です。

正直、自分の心の中の問題(=拒絶された心の部分)と向き合うことには、
一定のきつさがあります。どんなに腕利きのカウンセラーがお手伝いしても、
最後の最後はご自身の意思がどうしても必要です。

逆にいえば楽なこと、カンタンなことしかしない、ただ肯定するだけ、
こんなカウンセラーには注意が必要です。それでは新興宗教と変わりませんから…

(心の仕組み上、一旦はエネルギーを不安定にする=不快感を感じる状態に
ならないと本当の変化ー心の統合を起こせないからです。詳細はこちらの記事をどうぞ)

心の中の『人のデータ』を充実させよう!

さて、人間は産まれてからたくさんのことを
見て、聞いて、感じてそれを自分の心の材料として
積み重ねていきます。

その中でも特に大きいデータ量があるのが『人』の情報・データです。

その『人』のデータが心に取り入れられることで、いわゆる「マネ」て
なにかをするということができるようになっていきます。

極端な言い方をすれば人間のすることはすべて「マネ」でなりたっています。
(直接会った人だけでなくテレビや本などからの情報も含みます。)

ただし、「マネ」とはいっても、どの人のどの部分を使うかを選んだり、
だれとだれの要素を組み合わせるかは「経験」によって変わってきますので、
それがふたつとない「オリジナル」になるんですね。

ではその原則をふまえて考えられる、子どもの心を豊かにしていくコツとは
どんなことでしょう。

それは、シンプルに言えば心の中ネタを増やすことと自由に使える下地を
作ることです。

シンプルといいつつちょっと分かりにくいですね…

もう少し分かりやすくお話していきましょう。

要は心をつくる人の数を増やして、その人間関係を円滑にしていく
ということですね。

そこでまず大事なことは、
パパとママ、お父さんとお母さんの仲がいいことです。

人間の心は拒絶されたデータは使えません。

子どもにとって一番身近な(つまり情報量が多い)人間関係である、
父と母の関係はそのまま人間関係の基礎のひとつとなります。

よく、母親は父親の悪口、「あの人は稼ぎが悪い。」とか
「あの人の〇〇が嫌い」などを子どもの前で言ってはいけないという
教訓をよく聞くかと思いますが、これは父親側にとっても一緒です。

できる限り、相手に対して拒絶なく仲の良い姿を見せることで、
これから出会う人に対して拒絶感の少ない心になっていきます。

そしてもう一つは、たくさんの大人と関わる機会をつくることです。

これは、昔の日本の社会だったら、地域のおじさんおばさんなどとの
関わりがたくさんあったのですが、現代では残念ながらそうではありません。

だからこそ、意図的に作っていく必要があります。

家にパパ・ママのお友達を読んで、一緒に食事をしながら話をしたり、
遊んでもらったりする機会をたくさん作りましょう。

また、外に出られるようになったらバーベキューなどの、
人が集まるイベントに積極的に連れて行くといいです。

やむを得ない事情で母子家庭、父子家庭になってしまった場合には、
さらに大事なことになります。

どうしても、いないほうの親の性別のデータが少なくなってしまうからですね。

では、この次は子供と親との直接の関わりで大事なことです。

パパ・ママと子どもの直接的な関わり方で大事なことは?

このあたりのことは、巷にある育児書にたくさん書いてあると
思いますので、私からはひとつだけお伝えします。

パパ・ママがお子さんと関わるときに大事なことは

安全に失敗させることです。

日本の社会は儒教・武士道の洗脳がいまだに根強く残っています。

「恥をかいてはいけない」という思いこみが強すぎる人が多いのです。

しかし、現実の社会はチャレンジをして、トライ&エラーを重ねていかなければ、
大きく成長することもブレイクスルーを生み出すこともできません。

一見、安定した道に進めばなんとかなると思えるかもしれませんが、
生きている限り行き詰まりには必ず出会います。
そんなときに意を決して一歩を踏み出すことがむずかしくなります。

だからこそ、子どもがやりたいということには過度に干渉せずに
どんどんやらせてあげるのです。

その代わり、命にかかわることや大きなケガにつながることなら
全力で守ってあげるようにしてください。

(これが過保護はよくても、過干渉はよくないと言われる所以ですね。)

子どもがチャレンジをして失敗してしまったなら、
そのチャレンジしたことそのものに対して、

もしもうまくいったならその結果に対しても、

「すごいね!」

「かっこいいなあ!」

「ステキだね!」

感心を伝えてあげるといいですよ。

「お前えらいなあ」みたいにあまり上から目線にならないことがコツですね。
友達になったくらいの素直な感想を伝える感じがおすすめです。

子どもが大きくなったときに。

まだ十数年先の話になるかもしれませんが、
お子さんが中学生になるあたり、思春期の入り口くらいになったら、

お父さんとお母さんはそれぞれ自己紹介をしましょう。

思春期というのはそれまで出会ってきた人のデータを、
どんなふうに使いこなすかを固めていく時期です。
(だから不安定になりやすいんですね。)

ですので、お子さんの心の中で一番大きい存在である
『親』が自分の人生や価値観などを伝えることで、
その位置づけが明確になります。

思春期以降のお子さんの精神的な安定感が
全然違ってきますよ。

ちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、
ぜひやってみてください。

子育ては自分も育てること。

今回ご紹介した内容は子どもはもちろん、
実はパパ・ママにとっても心を健康できることなのです。

もしも、子どものころに自分にして欲しかったことや、
怖くてできなかったことがあって、
それが今の自分の心に陰を落としているなら、

あなたのお子さんが満たされたり楽しく挑戦している姿を見て、
置き去りにされてしまったあなたの心の中の、
子どもの頃の自分も一緒に成長し直していくことで
陰が晴れていくことはよくあることです。

もちろん大変な労力がかかりますし、現実的にはお金や時間の
余裕も必要になる部分もあると思います。

それでも、当記事があなたとあなたのお子さんが充実した楽しい時間を
過ごすことで、幸せな未来を掴む助けに少しでもなったなら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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