本当は自分一人でやるのはしんどい、
助けて欲しいのだけれど自分で抱えてしまってどんどん辛くなる…。
こんなときには「手伝って。」「助けて。」って
言えたらどんなに楽だろうって思いますよね。
人間が一人でできることなんてたかがしれていますし、
よっぽど切羽詰まっているときじゃなければ、
相手にとっても困っている人を助けることって案外気持ちの良いものです。
でも、そんなことは頭では分かっていても
やっぱり言いづらいから苦しくなるんですよね。
あなたのそんな「抱え込みグセ」には
恐らく「人に迷惑をかけることへの恐怖。」や
「人に断られることへの恐怖。」が潜んでいます。
さらに言えば『人から拒絶される恐怖』です。
『孤独感(疎外感)が怖い』とも言えますね。
人間は本来集団で生きる社会性動物ですから、
孤独を恐れるのは本能ではあるのですが、
それを乗り越える知恵と心を持っているというのもまた人間なのです。
人からの拒絶に対して多少の恐怖はあっても
自分のキャパを超えるほどのことを抱えるような
度を越した状態は和らげていければかなり楽に生きられるようになりますよ。
超低いハードルからお願いしてみよう。
やりきれない仕事の手伝いを頼むとなるとかなり高いハードルです。
いきなりそれをできるようにと目指してしまっても
結局何もできなくてなにも進みません。
ここは高さ100のハードルを高さ1に下げて、
そこから練習していくのがおすすめです。
たとえば、相手は職場の人とかじゃなくていいのです。
家族や親友とか気のおけない相手でOK。
頼み事もほんとにしょうもないことにしましょう。
「ちょっと醤油取って。」くらいのことで○。
そんなことくらいは楽勝でできるよと思われるかもしれませんが、
でもあえてやってみてください。
そして実際にできたら「自分できるじゃん!」と
しっかりと実感して自分をほめてあげましょう。
そんなことの小さな積み重ねが
気づいたら大きな貯金になっていきます。
もちろん相手を変えたり、頼み事を少し高度にしたり、
少しずつ(本当に少しずつ!)ハードルを上げていくのがおすすめです。
孤独が怖い自分をホッとさせるセルフタッチ
孤独感や疎外感が怖い人は、
赤ちゃんや幼児の頃に十分なスキンシップや
ちゃんと相手してもらえているという感覚が不足していたりすることが多いです。
お母さんお父さんも当時忙しかったのかもしれませんし、
今さらそれを責めてもなんともならないことです。
そしてそれなら自分でその感覚を補っていけばいいのです。
方法はシンプルです。
自分の体に優しく触ったりなでたりしてホッとする箇所を探して、
見つけたらその箇所をしばらく触れ続けたりなで続けたりしてあげてください。
また、自分を抱くように両手をクロスして
自分の胸の上あたりに当ててあげるのも良いです。
子守唄を聴かせるときのようにぽんぽんと優しく叩いても
ホッとする感覚が深まるかもしれません。
そんなことをしながら
「一緒にいるからだいじょうぶだよ。」
「包み込んでるから安心していいよ。」
なんて言葉を同時にかけてあげると相乗効果も期待できますよ。
かつての自分に足りなかった栄養補給です。
たくさんやってあげましょう!