プレゼンや発表などはもちろん、
後輩にお手本を見せてあげるとか、
事の大小はあれど人前で何かをする機会というのは存外多いもの。
でもそんなときにガチガチになってしまい、
頭は真っ白で全然しゃべれなかったり、
逆にマシンガントークをしてしまって引かれてしまったりとか…。
そんな失敗をしてしまうと思い出すたびに恥ずかしさで
叫びたくなるくらいイヤな気持ちになってしまうし、
次にまた人前に出るのも怖くなりますよね。
あなたのそんな「緊張・あがりグセ」。
その大元には失敗や恥に対する恐怖があります。
今実際に人前で何かすることが怖いということは、
失敗したり恥をかいたりしたトラウマ的ななにかがあるのかもしれませんね。
でも、失敗することが怖いと
完璧にできるまで行動しない
=完璧なんてまずありえないので結局永遠に行動しない。
なんて事態に陥ってしまうのはよくあるパターンです。
本来失敗や恥を経験して、
そこから改善を重ねていくことで人は成長していくものですから、
行動できなくなってしまうのはもったいないことです。
別にその時にベストを尽くそうとがんばれさえすれば、
それが偉大な一歩なのだから、
少しでも気軽に行動を起こせるようになれるといいですよね。
呼吸を意外な方法で整える
緊張感が高まってくると、意外と自分では気づかないのですが、
軽いパニック状態(過呼吸)になっていることがよくあります。
よく緊張している人に深呼吸をしろなんていいますが、
過呼吸、つまり息のしすぎで苦しくなっているときに
深呼吸なんていうのは逆効果。
だからそんなときは逆に息を止めてしまうのです。
一度試しに20秒くらい止めてみてください。
そしてまた止めるのをやめると、
ものすごく自然に深く呼吸が入ってくることに気づくはずです。
緊張をなんとかしようと
強引にする深呼吸で落ち着くのは無理があるんですね。
普段から練習しておいて、
いざというときにすぐにできるようにしておきましょう。
「緊張してます!」と言ってしまおう
失敗や恥が怖いというのは言い換えれば失敗する自分、
恥をかく自分を受け入れられないということです。
でも、そんな自分も大切な経験をもつ自分の一部。
それに受け入れず拒絶すればするほど普段の自分との距離は遠くなり、
一層本番での自己コントロールは困難になります。
だから、人前で何かするときに緊張していると感じたら、
「今すごく緊張してます!」と言ってしまいましょう。
それを口に出して言うということは、
今ここにいる緊張して失敗するかもしれない自分を
認めて受け入れるということです。
本番中何回も言ってもOK。
見ている人もたいていは優しい目で
見てくれるというおまけ付きです。
カンタンだけど効果が高い方法ですから、ぜひお試しいただければ幸いです。