せっかくの休みなのに、自分が何もしていないことが悪いような、
迷惑をかけているように感じて
結局一日が終わって、休めた気がしない。
そんなことが続くと心も身体もつらいですよね。
もしかすると、うつなどのメンタル不調で休職することになったけれど、
日々罪悪感を感じて休まらないなんていうこともあるのかもしれません。
「サボりグセ」なんてのはよく聞きますが、
あなたには逆に『休んではいけないグセ』があるようです。
その一所懸命さは素晴らしいことではありますが、
一方で精神的にも肉体的にも人間にとって休息は必要不可欠なもの。
疲れた状態で仕事や勉強を無理にやっても効率が悪いだけ…と、
分かっていてもできないからこそもどかしいんですよね。
ただただ休むというシンプルなことがしづらくなってしまった原因には、
小さいころから「ダラダラしてるんじゃないの!」
みたいなことで怒られ続けてきたとか、
競争にさらされることが多くて、
人に遅れを取る恐怖を感じ続けてきたなんてことが考えられます。
なんとかそんなところから抜け出して
休みと活動のメリハリをきっちりつけていけるといいですよね。
上手な休み方を身に着けよう
“休み”という言葉からはつい病気になったときに
安静にしているイメージを抱きがち。
だから普段の休日も家でのんびりして疲れをとろうと
思ってしまう人は多いのです。
ところが、家でいつも同じような休み方をする→罪悪感をおぼえる。
なんてことを繰り返していると〈家〉と〈休むことへの罪悪感〉が
結びついてパターン化してしまうんです。
それに加えて家という見慣れた風景や雰囲気は刺激がないので、
余計な考え事をするムダな余裕も生まれてしまいます。
それを打ち破るためのキーは『非日常』です。
と言っても海外旅行やテーマパークに行く必要はありません。
電車などにのって降りたことのない駅で降りて散歩してみたり、
ちょっと離れた公園に新しい本を買って読書しに行ったり。
お金も手間もあまりかけずに“普段だったら行かないところ”で
過ごす工夫をするだけでもすごくすっきりしますよ。
休んではいけないグセをゆるめる自分にかける言葉
今までなかなか休めず気を張って生きてきた自分に、
いきなり「休んでもいいんだよ。」と言っても
今までの自分を否定されたように感じてしまって
反発心が生まれてしまうと思います。
だからまずは
「今までよくがんばってきたね。あなたは本当にすごいなあ。」と
自分自身を認めてあげましょう。
それから、
「休むと怒られそうで怖かったよね。」
「休んでいるうちに置いていかれたらと思うと怖いよね。」
というのも続けてあげるといいですね。
だんだんとホッとした感覚が感じられてきたら
「休むべきときに休むのは大事なことだよ。
しっかり休んだらその後もっと活躍できるから安心して休んでいいんだよ。」と
たくさん声がけしてあげることを続けているうちに罪悪感もゆるんでいきますよ。