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インナーチャイルドが癒せない、見えないという人のための本当のお話。

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

インナーチャイルドという言葉は、
心のことに関わっているとものすごくよく出てきます。

本来、アカデミックな心理学の用語ではないのですが、
どうもジョン・ブラッドショーの著書から有名になったようです。

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今や心理カウンセリングだけでなくスピリチュアルやら占いやらでも
頻繁に使われているようで、正直なところ検索しても、
胡散臭いものばっかり出てきます。

そういった情報に惑わされてしまい、自分のインナーチャイルドが
癒せないとか見つけられないという悩みを持ってしまった方も
多くいらっしゃるようです。

それこそがあなたの苦しみの原因だとか言われると、
うまくいかないことが不安になってしまいますよね。

本来、インナーチャイルドというものは
心の構造と原理から考えていけば、決して怪しいものではないのですが、
どうも偏ったイメージが広まってしまっていて、
ひどいものになると神聖化すらされているように思います。

私もカウンセリングではクライアントさんに分かりやすく伝えたり、
一緒に勉強している人達とスムーズに会話をするために、
インナーチャイルドという言葉を使いますし、
それに対するアプローチも重視しています。

こちらのページではインナーチャイルドに働きかける音声も配布しております。

ちなみに、インナーチャイルドワークと呼ばれる手法は
ものすごくいろんなものがありますし、自分も大半は知りません。

そして、あえてたくさん知る必要もないと思っています。

それは、心のしくみからインナーチャイルドとは一体何なのかが
正確に分かれば、最適な働きかけは自然に分かるからです。

インナーチャイルドに対してもやもやとしたもの抱えているのならば、
きっとすっきりとしていただけるお話をしていきますので、
最後までお付き合いいただければ幸いです。

目次

インナーチャイルドって胡散臭い?実際どんなもの?

インナーチャイルドとは、
上記のジョン・ブラッドショーの著書の言葉を借りれば
『過去の内なる子ども』ということです。

一般的には“傷ついた”と言う枕詞がつくことが大半でしょうね。

また、 『自発的で、今を生きている子ども』ーワンダーチャイルドという
対立する概念もあります。

メジャーな心理学の流派である交流分析でも、
心はCP、NPという親の部分、冷静な大人であるAの部分、

そして、AC(従順な子ども)、FC(自由な子ども)の部分が
あるとされていますので、
心の中に『子どもの自分』がいるということに関しては、
決してトンデモな理屈ではありません。

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では、心の原理と構造を扱う、統一場心理学の視点から考えると、
インナーチャイルドとは一体何なんでしょうか?

心の原理の基本中の基本に調和と拒絶という考え方があります。

平たく言えばその時その時の『普段の自分』にとって都合のいいものは調和し取り入れ、
都合の悪いものは拒絶して遠ざけるといった仕組みです。

その視点から考えると、インナーチャイルドというのは、
ある時点で『拒絶された子どもの頃の自分(の人格)』と言うことができます。

子どもの頃にあまりに辛い目にあったり、苦しい日々が続いたりすると、
その自分のままでいることに危険を感じます。

その結果、状況に適応できる人格で生きるようになり、
拒絶された人格は心の中に拒絶されたまま残ることになります。

つまり、『普段の自分』とは分断した状態で残ります。

そしてさらに、分断とセットで強い“思い込み”を残します。

この思い込みは認知行動療法でコアビリーフと呼ばれるもので、
心の基幹システムに入り込み、根強く残ってしまうものです。

本来インナーチャイルドへのアプローチというものは、
この思い込みをゆるめて書き換えていくことで、
拒絶されたチャイルドを今現在の『普段の自分』に取り込んでいくということが本質なのです。

(心の中で分断された部分が、心の不調を引き起こすことは
別の記事でより詳しく説明しております。ご興味がありましたらどうぞ。)

インナーチャイルドと自己肯定感の深い関係

インナーチャイルドが拒絶されているということは、
自分の心の基幹システムのところに強い思い込みがあるということです。

その思い込みはほとんどの場合「私は愛されない」「私には能力がない」という
二つのどちらかか両方であり、結論として「私には生きている価値・意味がない」
というところにたどり着きます。

そして、そこから発せられるのが自己否定であり、
結果として自己肯定感の低さとして現れます。

こちらに関しては、ページの下の方にある
『99%の人が知らない『自己肯定感』の真実とは?』のところから
詳しい資料がダウンロードできますので是非ご利用頂ければと思います。

インナーチャイルドって癒やすもの?

インナーチャイルドと調べると、二言目には癒やす癒やすと出てきますが、
私はそれに違和感を覚えます。

結論から言うなら、結果的に今の自分の心が癒されるのであって、
インナーチャイルドを癒すという視点はズレています。

確かに“癒やす”には「病気や傷などをなおす」という意味に加え
「悲しみや苦痛をなくす。」という意味もありますから、
日本語的に明らかな間違いというわけではありません。

しかし、インナーチャイルドを「子どもの頃の自分の人格」と考えると、
ちょっと不自然じゃないですか?

だって、今、目の前に理不尽に怒られたりして泣いている
かわいそうな子どもがいるとして、あなたは瞬間的に
その子を「癒やそう」って考えますか?

頭の中に「癒やす」っていう言葉が浮かびますか?

「なぐさめよう」とか「元気づけよう」とか考えるのが普通じゃないですか?

でも、スピリチュアルとかヒーリングとかについてばっかり調べて読んでいると、
だんだん毒されてきてしまうんですよね 。

傷ついた子どもにとって必要な育て直しとは

心の中の傷ついた子どもの人格であるインナーチャイルドを
拒絶したときにできた強烈な思い込み(コアビリーフ)を乗り越えるためには、
声をかけたり対話をしていくことで、チャイルド育て直し、成長してもらうことが必要です。

「この子はもうだいじょうぶなんだ。」とじんわりかつしっかりと納得感が持てたときに、
やっとインナーチャイルドを今現在の『普段の自分』に取り込み統合できるのです。

ただし、前に書いたように「癒やす」ということしか頭にないと、
母性的に「つらかったね」とか「あなたはそのままでいいよ」といった
言葉をかけていくだけで終わってしまいます。

実際に「インナーチャイルドを癒します。」と謳っているセッションの
ほとんどがそういったもののようです。

もちろんそういった母親のような関わりも子どもが育つためには大事なことです。

チャイルドに安心感を持ってもらい、 自分は愛されるに値する存在だという認識があることで、
ちょっとやそっとの孤独感や、 対人トラブルに動じないしなやかな心が養われていくんですよね。

でも、もう一歩踏み込んで考えてみてください。

子どもって、そうやって優しくしてあげているだけで
十分に育っていくでしょうか?

そんなことはないですよね。

時にはチャレンジを促して、それを勇気づけてあげることも
必要なのじゃないでしょうか。

そう、つまりここがインナーチャイルドに対するカン違いなんです。

子供が傷ついてるから優しくしてあげればそれでいいなんて、
ある意味一人の人間としての子どもをナメてますよね。

自分の大事な子どもだったらそういう育て方をするのかっていう話なんです。

さらに言えば、子どもにとっては友達との関係の中で
自信をつけていくことだってあるわけです。

お父さんやお母さんにほめられるよりも、
友達に認められることのほうが嬉しいことだってたくさんありますよね。

母親的に「○○○○だよ。」みたいに語りかけるだけでなく、
「□□ちゃん、かわいいー!」「◇◇くん、すっげー!」という言葉が響くこともあります。

だから、変に神秘的に考えずに本物の子どもを素直に想定すれば、
インナーチャイルドに対する取り組みというのは自然に答えが見つかるものなんです。

決して、こうこうこういう手順で瞑想するとか、
どういう風にイメージを作りましょうなんていうのは、本質的な部分ではないですね。

ちなみに、インナーチャイルドをイメージで変に形作ったり、
見えるようにする必要は全くありません。

むしろ、声をかけた時に体の中でどんな感覚を感じるかの方が重要です。

感情と体の感覚がリンクしているからです。

小さな頃に刻み込まれた感覚はしっかりと残っていますので、
その部分を意識してやり取りをしているうちに自然に会話が成立していきますよ。 

大人の人格も成長しなければ良い子育てはできない。

こうして、本物の子どもを想定することで、
インナーチャイルドとの自然な関わりについて
分かっていただけたかなと思います。

他にも、チャイルドが言いたかったであろうことを代弁してあげたりなど、
カウンセリングで行うことは多岐にわたります。

しかし、インナーチャイルドワークだけで、
心の問題が解決するということはほとんどありません。

それは、インナーチャイルドを育て直すためには、
今現在の大人の自分もまた成長して、しっかりとした親として
関わる必要があるからです。

そのために、今の自分を強くしなやかにしていくことも、
インナーチャイルドへの関わりと共に、心の問題を改善していくためには
両輪として必要。

それは、インナーチャイルドとの関わりは初めのうちカウンセラーがお手伝いしますが、
段々と自分自身でしていけるようにならないと、
不健全な依存関係になってしまうからです。

そう、育て直すことで目指すのは健全な自立なのです。

もしかしたら、あなたは子どもの頃に傷ついたことにより、
大人になってから損をしていると思っているかもしれません。

でも、その一方で、傷ついている人の気持ちが分かる優しさや、
辛い中でも生き抜いてきた強さがあなたの中にあることを忘れないでください。

あなたが知らず知らずのうちに拒絶した子どもの頃の自分を取り込み、
本来発揮できるはずの力を十二分に解放できるようになれるよう応援しております。

最後までお読みいただきありがとうございます。 

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