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向上心がなくなってしまった…努力を続けることにも疲れたあなたへ

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

最近こんなご相談を受けることがたびたびあります。

受験も就活も高みを目指して必死でがんばって、それなりに成果も手に入れてきました。

だけど、仕事をしているとうまくいかないことも多くて、他の人に迷惑をかけたり、上司から注意されたりしているうちに、次第に向上心もなくなってきてしまいました。

気持ちを新たに、またがんばれるようになるのでしょうか…。

カウンセリングの現場でも大変よくうかがうお悩みです。

20代~30代くらいの方が多いですが、
それ以上の世代の方でも全然いらっしゃいますね。


向上心もなくなれば、それまでのモチベーションも出てこない…。

でも、目の前の仕事はこなしていかなければいけない…って、
かなりしんどいですし、

この先の人生どうなるのかと不安にもなるかと思います。


この記事では、筆者の心療内科クリニック・オンラインでの
カウンセリング経験や心理学・心理療法の視点をもとに、

自分の向上心を見つめ直すことを通じて、
自分らしい仕事との向き合い方や人生の過ごし方まで
考えるお手伝いをしていきます。

そこそこボリュームのある記事ですが、
最後までおつきあいいただければ幸いです。

この記事を最後まで読むと
  • 向上心の落とし穴に気づいて軌道修正ができる
  • 自分をより深く理解することができる
  • 自分にとって本当の幸せを見つめ直し、それに向かって自分らしい努力ができるようになる。
目次

何のための向上心だったんだろう?


“向上心”があることって、世間一般では良いこととされてますよね。

そして、みんなそれを疑いもなく受け入れているんじゃないでしょうか。
だからこそ、あえて自分の胸にこう聞いてみてください

「その向上心は何のためだったの?」

今の自分ではダメだと思っていない?

聞いてみましたか?

どうでしょう?

当然人それぞれに答えは様々だと思います。

お金を稼ぐため。人に認められたい。ライバルに勝ちたい…。

もちろんそれは立派な思いですし、決して否定されるものではありません。

ただ、その『裏』にこんな思いはないでしょうか?

「今の自分ではダメだ。」

向上心も自然に湧き出てきた結果であれば特に問題はありません。

一方で、

「今の状態ではダメだから抜け出さなければ。」

「このままでいてはマズい。」という、

現状の自分を強烈に否定する気持ちが前提にあることが非常に多いです。

もしもそうだとしたら、冒頭申し上げたとおり、
自分の向上心を見つめ直すことをおすすめします。

現状の自分を否定することからスタートすれば、
焦りも強くなるし、自分へのプレッシャーやうまくいかなかったときの
自分への責めもきつくなりますよね。

そしてそれを受けてまたさらに必死でがんばる。

うまくいったとしても、それが当然のように思って
素直に喜ぶこともできないし、なんならもっと目標を高くしてしまう…。

これを続けるのってものすごくしんどくないですか?

自分はよくやったなと満足できるときが永遠に来ないんですよ。

短距離走の時代はよかったけど

この考え方・やり方も受験や就活くらいまでは、
それなりに成果につながったのではないかと考えられます。

なぜかというと、1年~長くても2年程度の期間で済むからです。

それは例えて言うなら100m走のような「短距離走」のようなもの。

短い距離を全力でダッシュして結果を得るための方法です。

ところが、社会に出て働くようになると、いつの間にか競技は
「マラソン(長距離走)」に変わっています。

しかも実際の競技のように42.195kmと決まっているわけでもなく
ゴールがどこなのかすら決まっていません。

そんな中で全力ダッシュをしていては、
息切れして倒れてしまうのは当たり前ですよね。

人生というマラソンを最後まで走り切るためには、
心身ともに休息をとることも含めて、
無理のないペース配分が必要不可欠なことは
なんとなくお分かりいただけたでしょうか。

向上心がプレッシャーになり続けると

ここまでお読みいただいて、自己否定ベースの向上心に動かされて
走り続けてしまうとどうなってしまうのか
なんとなく想像がついたのではないでしょうか?

ここからは実際にどうなっていくことが多いのかについて
お伝えしていこうと思います。

どこかで壊れてしまう

マラソンコースを100mを全力で駆け抜けるペースで走ろうとすれば
限界が来て倒れてしまうのは当然のこと。

それでも、頭の中では「もっとできるはず!もっとがんばれ!」
言い続けていれば心も壊れてしまいます。

現実的にはやる気が出なくなったり、落ち込みが続いたり、
不安から抜け出せなくなったりと、

いわゆるうつの状態になっていきます。

ここまで来たら結果として休まざるを得なくなるでしょうね。

それでも無理に続ければ命に関わることすらあります。

人間の生存本能は体力気力の限界を感じると
体の方からブレーキをかけます。

やる気やポジティブな気分を出してしまうと行動してしまうので
それを出さないようにして休まざるをえないようにします。

どれくらいの期間休めばいいかは、
それまでに蓄積したダメージによりますが、

数日から1~ 2週間程度で済むことはまずないでしょうね。

ごく短くても一ヶ月。

長ければ数年かかることをだって珍しくありません。
私サラリーマン時代に経験があります。

結局休む期間が長くなったり、断続的に休むことを繰り返したら
仕事のスキルもなかなか身に付いて行かないですよね。

無理なペースでがんばった結果、逆効果にすらなるのです

そもそもうまくいかないことが続くことも


100m走ペースで必死になってやっている間に
うまくいくという保証もありません。

むしろ力みが強すぎて余計にうまくいっていない可能性も高いです。

これは心理的な側面よりも、生物的な側面から説明した方が
わかりやすいかもしれません。

人間はあまりにも緊張感を高めすぎたり、興奮状態を強めたりすると、
いわゆる闘争か逃走モード(戦うか逃げるか)に入ってしまいます。

これは動物が危機に直面した際と同じ
生存本能が優先されている状態ですので、
人間特有の論理的思考や想像力がかなり抑制されてしまいます。

がむしゃらにやっている一方で、効率のいい方法を見落としていたり、
画期的なアイデアが出てこなかった…。

単純なルーチンを数多くこなすのであれば、
このモードでもまだいいのかもしれませんが、

そうではなくもっと知恵を使ってクリアして行く仕事が中心なのであれば、
長い目で見た時に損していることも分かるのではないでしょうか

フロー状態に入るには緊張は大敵

もしかすると仕事などに集中するためには、
自分を追い込まないといけないと思われる方も
いらっしゃるかもしれませんね。

そこで集中の質について補足的に説明しておこうかと思います。

結論から言うと自分にプレッシャーを与えて追い込んで集中することと、
本来自分が持っているポテンシャルが充分に発揮される集中は
似て非なるものです。

前者の集中状態はクラッチといわれ、
短期間かつ目標が明確にあるときには適している状態です。

マラソン選手で言えばラストスパートをかけるときの状態ですね。

ただし、マラソン選手が最初から最後まで
スパートのペースで走るのが不可能なのと同じように、

長期間に渡って継続できるものではないですし、
肉体的にも精神的にも相当な負担をかけるものです。

例えば仕事でもごく短期間のプロジェクトなどに取り組み、
その後しばらくペースダウンできるような条件であれば適切と思います。

後者はスポーツの世界などでフローなどと言われるものです。

普段目の前の仕事をこなして行くための集中としては、
こちらに近い方がメリットが大きいのではないかと思います。

フローに入るためにはいろいろな条件があると言われておりますが、
特に大事な条件の一つがリラックスできていることです。

試しにYouTubeなどで世界のトップアスリートの
プレイなどを見てみてください。

どの選手も神がかり的なプレーをしているときに、
目をバキバキにして歯を食いしばってプレイしているでしょうか?

格闘技のような一定の興奮が必要な競技ですら、
超一流選手はどこか落ち着いて自然体に近い状態ではないでしょうか?

つまりあなたも自分を追い込む形で仕事に臨んでいるとするならば、
先に申し上げた通り目の前の目標だけに意識を固定して、
狭い視野の中で本当の力を発揮できていない可能性が高いのです。

できるだけフロー的な集中ができるようにしていることで、
ミスに気づきやすくなったり、アイディアが出やすくなったり、
何よりも心身に疲れが蓄積にくくなってきます。

モチベーションなんて頼りにならない

何か物事を成し遂げるということに関して、
いわゆるモチベーションって大事だと思いますか?

ちゃんとアンケートをとったことはないですが、
おそらく社会人の大半の方が大事だと答えるのではないでしょうか。

でも私はそれほど大事ではないと思います。

所詮モチベーション=気分だからです。

もちろん自然にモチベーションが湧いているときは、
上手に使っていけばいいと思います。

でも、一方で気分である以上、
それはコントロールできるものではありませんし、
ちょっとしたことで影響を受けてしまうものです。

寝不足で頭が重い時にモチベーションが湧くでしょうか?

気圧が低かったり、季節の変わり目で毎日の気温の変化が激しかったりすると、
それだけでも気分は落ち込みます。

また、その仕事を完遂した時に確実に結果が得られるのなら、
モチベーションも湧くでしょうが、

やってみた結果どうなるか分からないというような仕事に、
モチベーションが湧くでしょうか?

現実の仕事ではやってみてもどうなるかわからないことの方が
大半だと思いますし、

やり遂げた実感や報酬称賛が毎回確実にもらえる保障もありません。

もっと言えば人間は同じレベルの達成感や報酬などを得ても、
すぐに慣れてしまいうれしい気持ちが湧きづらくなることすらあります。

ということはモチベーションをあてにして仕事をするということは、
その時その時の仕事にムラが発生するということです。

そうすると結局長い目で見れば成果も
現れにくくなるということですらあります。

であれば、モチベーションなど最初から当てにせずして、
トライアンドエラーを繰り返して改善して行くことを前提に、
淡々と進めていく方がベターではないでしょうか。

今や仕事の現場でモチベーションという言葉は多様されますし、
いかに部下のモチベーションを上げるかということに
苦心されている管理職の方も多いです。

だからこそ、自分がどういう立場であれ、
モチベーションという一見もっともらしい言葉に
振り回されていないか考え直してみることをおすすめします。

悪循環から抜け出すためには


現状の自分の否定から生まれる向上心が過剰なプレッシャーとなり、
それがパフォーマンスを低下させることにすらつながってしまう…。

そして、その状態が許せず、さらにがんばってしまうという
悪循環があることはご理解いただけたかと思います。

ここからは、その悪循環をどのように断ち切っていくかについて、
お伝えしていきます。

“今の”自分をあきらめられますか?

この悪循環から抜け出すスタート地点は、
一般的に使われる言葉で言えば自己受容

自分のいいところも駄目なところも受け入れることです。

ただしこのスタート地点に立つということが、
言うはやすし行うは難しで、そもそも簡単ではありません。

ですから、自己受容は少しずつそうなっていけたらいいなという
目標くらいに考えておくといいと思います。

そして大事なことを付け加えるのであれば、
自己受容は100%かゼロパーセントの0%の白黒二択ではありません。

0.何パーセントかずつでも受け入れられる部分が、
少しずつ増えていけばいいのです。

そうしていくうちに100%まで行かなくても、
かなり楽になったなと感じられる時がやってきます。

せっかくなのでここで一つ自己受容に関するコツをお伝えしておきます。

受容、受けいれるという言葉はかなり重たいというか
大ごと感がありませんか?

そこで、代わりとして、
『今の(現状の)自分をあきらめる』としてみたらどうでしょう。

「今の自分にはまだこんなことはできないんだ」という感じです。

言葉から受け取るニュアンスは人それぞれなので一概には言えませんが
「受けいれる」とするとがんばって自分の中で抱えるような感じがしますが、

『あきらめる』だったら必死になって握りしめているものを、
ふわっと手放す感じにならないでしょうか。

現代ではあきらめるという言葉は物事を途中で投げ出すような、
悪い意味で使われることが多いようですが、

一説によると本来は仏教用語で、「よく観察して明らかにする」ことから
きているそうです。

今この瞬間の自分が持っているものと持ってないものを、
一度明確にするからこそ、自分にとって本当に必要な行動や努力が
分かるのではないでしょうか。

そしてそれが未来の自分や幸せな人生を
(悪い意味で)あきらめなくて済むのです。

自分を責め立てるのはもうやめよう

ではそのスタート地点にたどり着くためには、
具体的に何をしていったらいいのかというところですよね。

要はマイナスになっているところから±0の
フラットな部分まで戻して行くということです。

ここで最優先になるのが自分を責め立てることや、
自分を否定することをやめること。

それによって日々マイナスを積み重ねているのだから、
やめない限りはちょっとマイナスがゼロに近づこうとも
すぐにまた元通りになってしまうのは道理ですよね。

やめようと決意しても、つい癖で気がついたら
また繰り返してしまうという方はこちらの記事にもより詳しく
書いてありますので良かったらぜひ参考にしてみてください。

ちなみにですが、日本人の多くの人は
ポジティブシンキングが良いことだと思っているので、

「本当の自分はすごい、もっとできるはずだ!」
強引に前向きに考えようとしがち。

でもそれこそがプレッシャーであり、
できないこともある自分の否定であり、

現状の自分を客観的に観察する邪魔になることも
ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね

自分をねぎらうというコンセプト

もうひとつ大事なことをお伝えします。

それはこれまで頑張ってきた自分を
ねぎらってあげることです。

今は向上心も出てこなくなってしまい、
がんばる気も起きない状況かもしれません。

しかし、ここまではがんばってきたという厳然たる事実もあるわけです。

「自分をほめる」というコンセプトはおなじみかもしれませんが、
自分をねぎらうというコンセプトについては、
意外と聞いたこともないのではないのでしょうか。

日常でもねぎらうという言葉よりほめるという言葉の方が
圧倒的にたくさん使われますものね。

ほめることも悪くはないのですが、
先述の強引なポジティブシンキングになってしまったり、

上から目線的になってしまうことが多いので案外難しかったりします。

だからこそ『ねぎらい』なんですね。

無理に持ち上げる必要はなくて、ただがんばってきたこと、
苦労したこと、努力したことを理解して認めてあげるだけでいいんです。

今まで大変だったね、よくがんばってきたね」
自分に言ってあげましょう。

ただ思うだけじゃなくて、ちゃんと声に出して何回も何回も
言ってあげましょう。

そしてできる範囲でペースダウンしたり、ゆっくり休んだり、
気分転換の時間を増やしたり…、

自分の頭や体も同じようにねぎらってあげましょう。

とりあえず生活はあるので、仕事に行って最低限のことは
やる必要はあるかもしれませんが

(あまりにも調子が悪いようであれば病院に行ったり休職の相談もしましょう)

空いている時間は仕事のことを考えることや、
資格などの勉強に使わなくてもいいんです。

自然にエネルギーが補給されるまで気力も湧いてこないような、
今の状態もひとまず受けいれて(あきらめて)ゆっくりしましょう。

スタート地点にさえ立ってしまえば

ある程度現状の自分をあきらめることができて、
体力気力も回復してくれば健全な向上心は自然と生まれてきます。

だから心配しなくてもだいじょうぶ。

「こういうことをやってみたいな」

「これをもっとできるようになりたいな」

少年少女の頃のような好奇心が出てきたらいい傾向です。

過剰に自分に厳しくしたり追い立てたりすることもなく、
逆に一見小さく思えることでも、成し遂げることができたら満足感を持てる。

努力をするのであればこんな状態から始めていけるのが理想です。

そんなふうにして目の前のことを一つ一つ丁寧に、
一生懸命やっていけばきっとどこかにたどり着けるはず。

それはもしかしたら当初思い描いていた理想とは、
異なってしまうかもしれません。

でも自分が積み重ねてきたことと、
ここまで生きてきた自分には満足できるようになっているでしょう。

自分にとっての幸せをあらためて考えよう

幸せには決まった形はありません。

こうであれば幸せだという条件もありません。

一生かかっても使い切れないだけお金を持っていても不幸な人はいますし、
めったに贅沢はできないような暮らしをしていても幸せな人はいます。

あえて強引に定義すれば幸せとは幸せだと感じられている状態のことです。

あなたにとって幸せだと感じられるために必要なことは一体何でしょう?

近いうちに一人でゆっくり考えられる時間を確保して考えてみませんか。

人生は勝ち負けではない

仕事や人生に疲れてしまってカウンセリングに来られる方の
多くに共通する考え方のクセとして、

物事を勝ち負けや正しいか間違いかで
評価・判断しているというものがあります。

資本主義の世の中では、競争が発展を促す側面もありますので、
そういった考え方のクセを持ってしまうのも仕方ないのかもしれません。

子供の頃からスポーツなどを通じて、勝つと称賛されることが
当たり前になってしまうのも一役買っているのじゃないでしょうか。

もちろん勝負に勝つために努力を重ねることは素晴らしいことです。

でもより称賛されるべきは勝った負けたの結果ではなくて、
そこまで積み重ねられてきた過程であるべきではないでしょうか。

本来のスポーツは余暇を楽しむものであり、
語源から考えても気晴らしだったはずです。

個人的には日本のスポーツ文化には功罪があると思いますね…。

脱線してしまいましたが話を戻しましょう。

要はこうして子供の頃から刷り込まれてきた、
いわゆる勝利至上主義にどっぷり漬かったまま、
これからの人生も過ごしていてあなたは幸せでいられるでしょうか。

自信をもってそうですと言えるのなら別にいいと思います。

「正直疑問だな」「たぶん無理だな」と思われるのなら、
勝ち負けや正しいか間違いなのような白黒的な判断を、

損か得か、メリットがあるかデメリットがあるか、
そしてどちら側が何割ぐらいかといった、
アナログ的な判断に変えていくことをおすすめします。

決して白黒的な(デジタルな)判断が悪というわけではありません。

本当に切羽詰った時に瞬時に判断を下さなければならないときは、
白黒でサクッと決めることも必要でしょう。

ただし、ほとんど日常的な場面において、
白黒的な判断は自分を追い込むことにつながっていきます。

99%できているのに1%でもできていなければダメといったような、
無茶な完璧主義になりやすいからです。

考え方をアナログ的に柔軟にして行くことは、
きっとあなたが人生を見直すための余裕を作ってくれることでしょう。

人生のピークはいつやってくるかわからない

メディアやSNSでは若くして金銭的な成功を得た実業家や芸能人、
スポーツ選手などをもてはやし、

中にはあなたもそうなれるという誘い文句で煽る、
悪質なセミナー業者などがいます。

確かにいわゆる成功者と呼ばれる人たちは大きなリスクを背負い、
相当な努力もした方がで大半でしょうし、
そのプロセスは尊敬に値すると思います。

でもその勢いが一生続いているような人は、
大変少ないと思いませんか?

それに外から見れば華々しく、お金に不自由することもなく
楽しく生きているように見えますが、

どこまで行ってもその人が内面でどう感じているかまではわかりません。

我々にはわからない苦悩や虚しさを抱えているかもしれません。

一方であなたはそういった人たちと比べて、
お金はたくさん持ってないかもしれませんし、

今この瞬間までの人生は充実していとのは
言い切れない状態なのかもしれません。

でもこの後の人生は生き方次第でどうなっていくかは未知数です。

今が一番幸せだと言える瞬間がいつ訪れるは分かりませんし、
一旦最高だと思っても、また転落するかもしれませんし、
そこからV字回復することもあるでしょう。

最たる例がケンタッキー・フライドチキンの創業者である
カーネル・サンダース氏でしょうか。

KFCの公式noteに概要が載っていますので、
ご興味があればご一読されてもいいかもしれません。

大成功とドン底を繰り返すジェットコースターのような人生です。

今が最悪だからと先々までにそれが永遠に続くと考える必要もないですし、
逆に今が最高に幸せだと感じられているとしても、
謙虚さを忘れてしまうのはまずいということです。

ただ、ひとつ言えるとするならば、
その時その瞬間の自分の調子や状態の中で、
できる限りのことを一生懸命真剣に取り組むことが
自分の財産になるということ。

それが思いもよらないところで役に立ったり、
自分の支えになったりするものです。

カン違いしないように気をつけたいのは、
あくまでもその時その瞬間の自分にとっての100%でいいということ。

調子がいい時の100%を基準にしないようにしましょう。

人間誰しも気持ちがふさいでいるときや体調が悪いときなどはあります。

そういう時にはそのときなりの100%でできることをやればよいのです。

シンプルにひと休みして調子が良くなってきた時に
備えることだって大事な取り組みです。

長い目で見て積み重ねていけることを意識して行くことがおすすめです。

まとめ:向上心と人生と

ここまで長い文章をお読みいただきありがとうございました。

最後にまとめです。

  • 自己否定からの向上心は自分を疲弊させてしまい、長続きしない
  • 無理なく継続できるペースでいられるほうが長い目で見ればメリットが大きい
  • 自己受容・自分へのいたわりが道をひらく
  • 自分の人生における幸せについてもう一度真剣に考えよう

今まで向上心に従ってがむしゃらにやってきたんだけれども、
ふとそれとが続かなくなったときは、自分のこれからの人生を見直すのに
ちょうど良いタイミングではないかと思います。

もう一度がんばっていくにしても、自分らしく生きているという
実感を得ながらの方がいいですよね。

あなたが長い人生の中でどん底の時があっても、
一番最後に振り返った時に全体としてみれば、
わりと良かったなと思えたらそれはもう勝ち組じゃないでしょうか。

もしも、一人だけで考えていてもどうしても行き詰まってしまうという時には
ぜひ当方のカウンセリングもご検討いただけましたら幸いです。

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