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自分に余裕がなく他人を心から素直に助けたり応援できない。

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

身近な友達や同僚。
自分にとって大切な相手なのは分かってる。

本当は頑張ってねって素直にいってあげたり、
できれば何か力になってあげたいのだけれど

ついつい、自分のほうがつらいし…

自分だって頑張ってる…

そんなふうに思ってしまい、助けてあげたり、
応援してあげたり行動に移すことができない。

みんな頑張っているのは頭では分かっている。

だから、素直にそれができない

余裕のない自分が子どもみたいでイヤになっちゃう…

・・・

損得を抜きにしてだれかに手を差し伸べられる人。

応援して助けてあげられる人。

器が大きくてすごいなあとあこがれますよね。

私もそういう人に出会うたびに、
まだまだ自分も精進が足りんなあと背筋を正される気になります。

一方で、まわりにそういうことを
自然体で行っている人がいると、

自分が小さく感じてしまって、
劣等感でつらくて息苦しくなってしまうこともありますよね。

そんな気持ちを乗り越えるためには多くの場合、
応援することや余裕がないことへの恐れや不安を
見つめていくことが必要になってきます。

今回は、それに加えて、
だれかを応援することの本当の意味についても
くわしくお話していきます。

目次

「応援できない…」の底にあるもの

決して相手が嫌いなわけではない。

むしろどっちかというと好きな相手。

なのに応援してあげるという行動に移すことができない。

なぜなのでしょうか?

「結局自分にしか興味がないからだ!」

なんて言ってしまうのは簡単ですが、
それではあまりにも乱暴なので、もう少し掘り下げてみましょう。

少なくとも応援してあげたいという気持ちはあって、
相手のことは嫌いでないなら、
相手そのものを拒絶しているわけではないはず。

なのにできないときによくある理由は

「応援したり助けたりすることで、
自分が何かを失ったり損したりすることへの怖れがあるから」です。

 言い換えれば、その「失った・損した自分」が
「普段の自分」から
拒絶されているということです。

なので、もしも誰かのためになにかをして、
失ったり損したりするとしたらどんなこと?

っていうのをはっきりさせておくことはもちろんですが

その「失う・損する恐怖」はなんのために生まれたのか?

逆にいい効果があるとしたらどんなことがあるのか?も

合わせて考えておくことも大事です。

たとえばその恐怖があることで詐欺とかに会ったりとか、
つきまとわれたりとかの大変な目に合わずに済んだかもしれない。

それに気がつくことで、

「ああ、じゃあ詐欺の手口をあらかじめ調べて知っておけばいいのか。」

なんてひとつの解決策もでてくるかもしれません。

自分の中にある一見するといらないもの、
悪いものと感じる感情や考え方でも
いらないものなんてまずありませんし、

そもそも排除しようとしたところでなくなりません。

それそのものにネガティブもポジティブもなく、
それは見る視点によってそう決めているだけです。

拒絶してはじき出さずに取り込んでしまったほうが
心の中のレパートリーも充実してお得ってなものです。

「余裕がない」についても考えてみる

「自分に余裕がない状態では自分以外の他人のために
何かをするのは大変!」というのは

さらに具体的にしていくと
「自分はこれだけのことをやりきらなければいけない!」
というものがあって

他人に時間やお金を使ったことでそれが十分にできなくなる。

その結果、「何かを失ったり損したりすることが起こりそう…

という恐怖・不安が大半を占めていると考えられます。

この“起こりそう…”ってところがはっきりしないことが不安の原因の一つです。

たとえばそれは

お金がなくなってしまうこと?

時間がなくなってしまうこと?

健康を損ねてしまうこと?

人間関係を損ねてしまうこと?

もしかすると恥をかいてプライドを損ねるといったような
形のないものかもしれませんね。

とりあえずそんな不安で一歩が踏み出せないなら、
人を応援するかしないかはとりあえず置いておいて

まずは「何を失う・損ねるのか」をはっきりさせてから
判断してみても遅くないです。

そのうえで、あきらかに自分のキャパを越えそうだったりすれば、
そのうえでやめたっていいしチャレンジしてもいい。

明確化することで、そもそもその応援の内容が
相手にとって本当の意味での応援になるかどうか、

ただの甘やかしじゃないかなどあらためて考えることだってできます。

もやもやしたままでいるよりは、
たとえ「助けない」「応援しない」でも
一度きっぱり決めてしまったほうが全然ましです。

後でやっぱりしたくなったらしてもいいですし。

明確にしてみるとお金や時間のような実害ではなく、

「感情的になんかイヤ!」

ということだったというパターンもよくあります。

それが分かるだけでも少しホッとしたり
すっきりしたりできますし、
自分で掘り下げてみることもできます。

もしも根が深そうならカウンセリングを受けたり
という選択肢も選べます。

いずれにしても自分自身への理解が深まるので、
その後の自分の進歩には確実に役に立つと思いますよ!

だれかを応援すると心の中では何が起こるの?

では、視点を心の中に向けてみましょう。

人間の心は主に出会った人のデータの寄せ集めでできています。

そのデータを自分を動かすプログラムとして同時に使っているわけです。

(詳細が知りたい方にはこちらのシリーズがおすすめです。)
投稿が見つかりません。

だれかを応援することによってその人との関わりが深くなれば、
自分の心の一部であるその人のデータも充実していきます。

そうするとそのデータは自分が何かするときに活用することが可能です。

それは細かいノウハウや手法とは限らず、
その人の態度や口調、ものごとに向かう姿勢、価値観や考え方など
たくさんのものが蓄積されていき、

自分の資産とも呼べるものになっていきます。

また、助けたり応援したりした相手がうまくいったときには、

「自分自身が応援した!」

という実績をもとにうれしい気持ちになって自信もつきますし、
その相手が感じている達成感や喜びといったポジティブな感情も
同じように味わうことができます。

(相手と自分それぞれの主観なので全く同じとは言いきれませんが)

これは私の個人的な仮説ですが、スポーツチームなんかを応援したくなる心理は
これを味わいたいという欲求が根底にあるのではと考えています。

ともあれこんな感じで他人の応援をすることは、
同時に自分の心も充実させ力もわいてくるという効果もあるわけです。

逆説的ではありますが、

「自分はこれだけのことをやりきらなければいけない!」

と思っていることをひたすらこなしているときよりも、
よい気分でい続けられたり、ブレイクスルーがあったり
ということも十二分にありえます。

「情けは人の為ならず」の真の意味とは

日本には「情けは人の為ならず」という言葉が昔から存在します。

辞書を引くとこうあります。

人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、
やがてはよい報いとなって自分にもどってくる

人間には古典的名著である「影響力の武器」で示された

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「返報性の原理」

つまり、『人になにかしてもらったらお返ししないといけない気になる』
という性質があるため、

その性質により、相手を助けたり応援したりすることで
お返ししてもらえるなんてこともないではないでしょう。

しかし、そういった打算的なことは枝葉の部分です。

先に書いたように、そこに存在している相手は、
自分の心の中でそのままデータになっています。

 だから、

相手が充実すれば、自分も同時に充実する。

これこそが「情けは人の為ならず」という言葉の本質なんです。

ちょっとずつ応援する練習をしていきましょう。

いかがでしょうか?

ここまでの内容で、だれかを助けたり応援したりすることが
すごくお得なことがご理解いただけたなら幸いです。

ここでちょっとしたエクササイズ的内容。

とてもハードルが高い話ですが、
もしも自分にとって苦手な人や嫌いな人のことまで
応援することができたなら、

それはそれはすごいことが起こると思います。

今までまったく見えていなかった視界で
ものごとを見ることができるようになったり

受け容れられるものが圧倒的に多くなったり

場合によっては人生の流れが変わってしまうほどのことが
起こるかもしれません。

当然そこには強烈な抵抗が起こるはず。

いきなりそれを行うのは超大変です。

ここでご提案です。

嫌いな人や苦手な人のSNS投稿を読んで

「この人はどんな理由でどんな自己イメージを持ってこんなことを書いたのかな」

ということ思いをはせつつ

“いいね”ボタンを押してみるところからはじめてみるのはいかがでしょうか?

このくらいのことを続けるだけで、
ちょっとでも抵抗感がうすくなってこればもうけもんですよね。

特に、「いいことは言ってるけどこの人は嫌いだから“いいね”しづらい…」
なんて投稿はもってこいです。

いかがでしたでしょうか?
あなたの心の成長のヒントになったならうれしいです。

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