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怒られると人格を否定されたように感じて落ち込みすぎて立ち直れない。〈音声あり〉

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

(この記事は音声でもお聴きいただけます。)

仕事でミスをしたり、クレームがあったり

あるいは

家庭内やカップルでも相手の気持ちを損ねるようなことをしてしまったり…

人間だれしも“怒られる”ということはイヤなものです。

(怒られると興奮するのでとにかく怒られて(*´Д`)ハアハアしたい
という性癖をお持ちの方もいらっしゃるかもですが(笑))

今回の記事では、『怒られる』ことへの恐怖について考えてみつつ、
落ち込んでしまった時の心の休ませ方などをお伝えしていきます。

目次

怒られるのはやっぱりきつい体験です

当たり前の話ではありますが、怒りにまかせて怒鳴りつけるとか。
直接的に人格を否定するとか、ましてや暴力をふるうなんて
人間としてもってのほかです。

たとえ怒る理由が正当であったとしてもです。

(実際に人格否定をされていてつらい方にはこちらの記事↓がおすすめです。)

でも、相手に「いくらなんでもそこまで怒るなんて普通じゃないよ…」と、
頭では分かってても気持ちがついてこずに落ち込んでしまうことって
ありますよね。

そこまで激しい怒られかたじゃなかったとしても、
内容によってはやっぱり大きく凹んじゃうことだってあります。

一度凹んで落ち込んでしまうと、あまりにつらくて思い出しては
泣けてくるし、怒った人は別の日に会うと機嫌も戻っていたけれど、
それでも怒っていた時の口調や感じが忘れられず緊張してしまったり…

落ち込んでいる間って自分でも自分が情けなくなったり、
逆にやり場のない怒りが止まらなくなったり、
そんなことで頭の中が支配されてしまって仕事や勉強も手に付かないし、
なによりしんどい。

少しでも早くこの落ち込みから立ち直れればありがたいですよね。

私も接客業で責任者をやっていたときがありまして、
クレームとかで怒られるのめっちゃ苦手でした。

暴力的に怒鳴られることも茶飯事でしたね。

ひどいときは何日も引きずるんですよ…

このつらさは本当によく分かります。

実は「怒られる」ということをより注意深く考えていくと、
『自分が存在する価値』のような人間としての根源的なところに
関わっていたりします。

もしかしたら、あなたは『怒られること』に対して、
「自分の心が弱いだけだから…」とある意味では
軽く思っているのかもしれません。

でも、実際の心の奥底では、
自分の存在価値を否定されるような、人間として生きるか死ぬかの
感覚を味わっていたりするのです。

だから、怒られて凹んで落ち込むのは、決して心が弱いとか未熟とかって
簡単に片付けられるようなことじゃないんです。

「自分はなんて弱いんだ」ってさらに自分に追い打ちを
かけるようなことはしなくてもいいんですよ。

それでもやっぱり怒られたときのダメージをやわらげたり、
立ち直りをちょっと早くしたりできるに越したことはないですから、
続きもお読みいただければ幸いです。

怒られるのがつらい理由は?

怒られることがつらいのには
大きく分けて二つ理由があると考えられます。

ひとつは、危害を加えられることに対する恐怖。

生物としての本能的なところもあるでしょうし、

人によっては子どものころの体罰や虐待とかであったり、
日常的なことでなくても当時強烈なインパクトが
あった出来事から、恐怖感が無意識的によみがえってきている
ということもありえます。

場合によっては頭が真っ白になってしまって、
シャットダウンとかフリーズみたいな状態になってしまうことも。

もうひとつは言うなれば、自分が捨てられるのではという恐怖。

子どものころに十分にほめられたり、認めてもらえなかったりすると
起こりやすかったりします。

「自分には価値がないから」

「自分はおかしいから」

「自分は無能だから」

「自分は必要とされない…」

だから

「自分は捨てられる」

「自分は見離される」

のような連想が言葉にすらならず、瞬間的に恐怖の感情と
セットになってわき上がってくるのです。

“怒られる”

ということは、この二つが混じり合ったりして
襲ってくるわけなので

やっぱり相当につらい体験なのは間違いないんですね。

怒られることと記憶との関連

以上のように、怒られることに対するつらさには、
深い記憶などが眠っていることが往々にしてあります。

本格的に解消しようとするとかなり大変ではあります。
専門家の手を借りる必要もあるでしょうし時間もかかります。

裏を返せばそれだけ重大なものでもあるので、
今の時点ではつらく感じるのもしょうがないことです。

それでも

今、現在のあなたの人格や存在そのものに
価値がないわけではなく、過去の印象が引っぱり出されて
そのつらい思いを感じている

そう理解しているだけでもずいぶん違うはずです。

怒られた内容(失敗行動や言動など)とあなたの人格や人間性、
存在価値は
イコールではありません。

そもそも人間は失敗する生き物です。

万が一、直接人格を否定されたとしても、
それは怒っているその人にとっての印象でしかないのです。

(面と向かって他人の人格を否定する人のほうが
どうかしてますよね。)

怒る怒られるとなると自動的に上下関係ができてしまい、
それにつられて恐怖感が浮上しやすくなるだけ。

だから、一人でその思いやつらさを乗り越えてやろうと、
立ち直ることにあまりがんばりすぎなくてだいじょうぶですよ。

立ち直るための休み方とは?

もちろんカウンセリングなどを受けて、
自分の心の中を寄り添ってもらいながら
一緒に整理整頓したりということができればいいのですが、

まずは、怒られたその直後とかになんとか乗り切りたい
やりすごしたいという思いもあるのではないでしょうか。

そんなときにやってしまいがちなことがあります。

それは、自分の部屋などでじっとしてしまうこと。

じっとしていればしているほど、考えや思いはとどまり続けます。

身体の状態も心は把握していますので、身体が固まっていれば
考えも固まってきます。

なので、おすすめは“散歩に出る”ことです。

外に出て、周りの景色を見て、空気や風を感じて
流れる音を聞いて、漂うにおいを嗅いで、
脚の裏の感覚を感じながら、ただただ歩きましょう。

怒られて凹んだ思い、自分を否定されたような
つらい感覚を乗り越えるために歩くのではなく

ただただ、固まった身体をほぐしながら、
自分を否定し続ける固まった思いもほどくように、
ただただ歩きましょう。

別につらさを乗り越えるわけではないので、
歩きながらつらい気持ちが出てきてしまっても、
決して悪いことではありません。

むしろ、見えるもの、聞こえるもの、感じるものの感覚が
豊かに入ってくる状態で、つらい気持ちや感情を
感じきってしまうのはおすすめです。

また、自分の心の傷ついた部分に

「あなたそのものの
価値は変わらないよ。」

「あなたは大事な存在だよ」

そんなふうに自分の存在や価値を認めてあげるような
言葉をかけて、失われた心の栄養を補給してあげてください。

見えるもの、聞こえるもの、感じるものが
豊かに五感から感じられる散歩中の状態だと、
傷ついた心により染みわたりますよ。

精神論・根性論で乗り越えようとするより、
立ち直りも早いと思います。

(もちろん、部屋から出ること自体がきついときは、
ムリにする必要はないですよ。)

まさに怒ったその人と再び会うときは

自分を怒った人とふたたび会うのって気まずいですよね…

たとえその人がもう機嫌をなおしていたり、
気にしていなかったりしてそうでも

怒られた場面がちらちらしたり
実は腹の底では自分のことを嫌っているのではって
思ってしまいますよね。

それでも、同じ会社の人だったりすると、付き合い続けないと
いけなかったりするから大変です。

しばらくやりとりしているうちに和らいでくることも
あるかと思いますが、それまでの緊張感はなかなか耐え難いもの。

そういうプレッシャーを緩和するにはコツがあります。

それは、その人の真正面に立たないことです。

当然ながらあまりに露骨にやると相手に不信感を与えます。

ちょっとだけ片足を引いたり、数センチ程度だけ
横にずれたり
するだけでずいぶんと違うはずです。

ばれない程度に微妙に身体のどこかを動かしても
(片手を後ろに回して指を動かしたり)効果があります。

空間上の位置関係によるプレッシャーの記憶も
心には刻まれていますので、それをずらしてあげるのです。

そんな単純なことで?って思われるかもしれませんが
これが効果大です。

怒られてるそのときにやるのもありです。

大げさにやりすぎてバレたりしなければ
損することもありませんのでぜひお試しくださいませ。

怒られるという経験を越えて

ある程度の年になると、本気で怒られるということも
なくなってきます。

もしも、怒られて落ち込んでなかなか立ち直れないという
経験を通じて自分の奥底にあるものに気づけたのなら
大きな収穫です。

たしかにそれに向き合って受けいれるには、
長い時間と労力がかかります。

それでもそれだけ大きなものを心に抱えていると、
行動を起こそうとしたときに抵抗が起きたり、
人よりちょっとうまくいかなかったりしたときに
強烈な劣等感に苛まれたり、

怒られたときだけでなく、別のシチュエーションでも
イヤな気持ちを感じて落ち込んで動けなくなったりする
可能性も高いです。

そのままだと今後も損することが多いかもしれません。

怒られて凹んて落ち込んで…

でも少しの勇気をだしてそれをなんとかしようって
気持ちが出てきたのなら、それはとても素晴らしいこと。

もしも、あなたがほんの少しでも前に進めるきっかけになったなら幸いです。

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