こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。
インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。
前回はやりたいことはあるけど…
というテーマでしたが
今回はその逆!
正直、心理学関係ない独断と偏見も
入りまくりの内容ですので
参考程度にでもしてもらえれば幸いです。
ついついあせってしまう
就職活動がせまってきたときとか
あるいは毎日の仕事をしながら
そんな時にどうしても考えてしまう。
「自分のやりたいことってなんだろう?」
“やりたいことをやりましょう”
“自分の好きなことをやりましょう”
“楽しくてしょうがないことをやりましょう”
ここ最近こういったことを
いろんなところで耳にするし
きっとそうできたら
幸せなんだろうなって思う。
周りの友達やSNSの投稿を見ていると
自分のやりたいことをやって
キラキラまぶしく生きているように
見えてしまう。
だけれども
自分はやりたいことが見つからない。
そのためにいろんな事は試してみた。
人と会って話を聞いたり
本をたくさん読んだり
診断テストをやったり…
何カ月も考えたけど
結局自分のやりたいことは
見つからない。
具体的に何とかがない。
このままなんとなく中途半端に
生きるのかな…と思うと
不安になるし焦ってしまう。
見つける方法はあるの?
見つけなきゃいけないの?
今回はそんなご相談です。
好きなこと楽しいことというプレッシャー
“大好きで夢中になれること”
こういうことがあって
しかももしそれが仕事にできれば
もちろん素晴らしいことですし
能力も十二分に発揮されることは
間違いないでしょう。
しかし、多くの人は
そこまでのものは特になかったり
趣味として好きなものがあっても
それで生活しようと本気で思う人は
少数派です。
でも、好きなことを仕事にしたり
してる人って目立つので
どうしても自分と比べてしまい
卑屈になってしまいがちですよね。
それに
世の中がどんどん変わってきていて
会社組織ってこの先無くなって
いくんじゃないかとか
AIによってたくさんの仕事が
無くなっていくんじゃないかとか
そういった社会不安みたいなものも
「好きなこと、楽しいこと」を
見つけてそれで生きていきましょう
という主張を後押ししているように
思います。
もちろん
「好きなこと、楽しいこと」で
生きていければそれに越したことは
ありません。
幸いなことに私も今は好きで楽しいことを
仕事にしています。
でも、そこにたどり着くまでに
ものすごく時間もかかって
たくさんの紆余曲折がありました。
(ミュージシャン目指して
渡米してしまったくらいですから(笑))
アラフォーになってやっと
今の仕事を見つけましたが
その気持ちが続く保証もないです。
だから、
自分の好きなことを見つけることが
人によってはものすごくむずかしくて
大変なことだったりするのは
とてもよく分かります。
そして、それがありそうな
漠然とした期待感のようなものと
現状のギャップの違和感に
苦しめられることも。
だから、まずは
没頭できるほど好きなことや
楽しいこととかを見つけないといけない
というプレッシャーに気づいてみましょう。
それがそもそも正しいとか正しくないとか
関係ないただのプレッシャーだったんだって
実は分かっていそうで
はっきりとは自覚されていないものです。
そもそも
好きなこと楽しいことで生きていくことは
幸せであることとイコールではありません。
もちろんできるに越したことはないけど
幸せに生きるための絶対条件ではありません
まずはそこが理解できると
ぐっと楽になりますよ(^^)
幸せって何?
じゃあ幸せってなんなんでしょう?
(反射的にキッコーマンと出た人は
残念ながらおじさんおばさんとして
認定されます(笑))
NLPの師匠からはじめに
教えてもらったときに
かなり目からウロコだった定義があります。
「幸せとは感情である」
これだけ聴くと
「…う、うん。まあそうだろうけど…」
ってなっちゃうと思うんですが、
実際「幸せって何?」ってきかれると
「好きなことを毎日できて…」とか
「家族みんなが健康で…」とか
「いい仲間に囲まれて…」とかって
言ってしまいません?
いやいやいや
それは「幸せ」でなくて
「幸せと感じる個人的な条件」ですよね。
結局それらは
「幸せ」という感情を得るために
そろぞれが必要だと思っている条件です。
これを取り違えてしまうと
いわゆる目的と手段の取り違えが
起こってしまって
おかしな方向に進んでいって
しまうことすらあります。
それでもやっぱり…
絶対にそれを見つけなければ
「幸せ」を感じることは
できないわけではないけども
好きなこと楽しいことを
仕事にできたり
納得できるだけの時間を十分に
割けられることは
「幸せ」(という感情)を
感じるために
大きく貢献する要素であることには
私も反論の余地はありません。
でもいきなりそこにこだわると
視点が固まってしまい
逆に八方塞がりになりがちです。
こんなときによくやられるのが
自分(の過去)を掘り下げる系の
ワークや診断テストです。
これはこれで
大事なことですし
大いに役立つと思います。
自分の子どもの頃に
好きだったことや
自分が楽しいと感じることとかを
思い出して深掘っていくような
セミナーやセッションがよくありますが、
講師の方とかに「それだ!」とかって
言われてしまうと
合っていようがいまいが
それが正しいと思いこんで
とらわれ続けてしまう危険もあります。
(もちろん講師の方も良いと信じて
やっておられると思いますが。)
ひたすら選択肢に答える診断系の
ワークも同様です。
とても参考にはなるけど固執するのは
もったいないです。
こういった取り組みで重要なのは
単純に自分がガマンしたり否定したりして
抑えこんできたことが
なかったかどうかだけです。
その抑えこみが強力な場合は
プロのカウンセラー等の助けが
必要になる場合はありますが
「自分はこんなことで傷ついて
あのときのこんな感情を
忘れていたんだな。
これからはこれを大事にしよう。」
っていう実感が得られれば
まずはそれで十分です。
あなたはその過去から
さらにたくさんの経験を経て
できることも増えています。
子どものときの素直な自分が
正解のように言われることも
ありますが、
やっぱり子どもは子ども。
知らない世界もたくさんあります。
思い出した感情や
好きだったことの記憶は
大事にしつつも
それをやりたいことと
強引にイコールで結ばずに
(もちろん自然に結ばれれば
素直にそれに取り組めばいいです。)
今の自分ができることも
これから積み重ねることも
全部組み合わせたときに
予想もしなかった化学反応が
起こることもあります。
そう思うとちょっと
楽しみになってきませんか?
ちょっとしたご提案
とはいうものの
やりたいことについて悩んで
この記事をここまでお読みいただいたので
ちょっとでもその助けになればと
考えたことをご提案します。
それは、
「うれしい!たのしい!大好き!メモ」を
日々、書いてみることです
(はい、すぐにドリカムが思い浮かんだ人も
おじさんおばさん認定されますよ。)
今やっていることを
全てひとまとめに「楽しくない」と
シャットアウトしてしまうと
せっかくの気づきのチャンスが
失われてしまいます。
はじめから
「これは自分の好きなことじゃない」って
決めてしまうと
ある程度量をやってみて、はじめて分かる
達成感や楽しさに出会えなくなります。
やってみてどうしても耐えられないなら
ムリする必要はもちろんありませんが
それすらもちょっとしたきっかけで
平気どころか得意になることだってあります。
(当然ですが、パワハラや過剰な残業などが
ある職場は論外です。すぐやめてOKです。)
それに、「好きなこと楽しいこと」を
見つけたとしても、それに関わること
すべてが「好き・楽しい」だとは限りません
私も心のことを追求したり、
セッションやセミナーを
することは大好きですが、
経費精算や集客などが
100%好きかと言われると
うーんってなってしまいます。
今はあまり「幸せ」を感じることは
ないかもしれない。
つまらないことが多いかもしれない。
でも、その中でほんのちょっとでも
うれしいことや楽しいことがあったら
書き留めておく。
もしも昔のことでも、思い出したら
同じく書いておく。
そして、それが溜まってきたら
あらためて眺めてみると
きっと気がつくことがあります。
また、そのときにその思いに
反対したり押し留めたりする
自分の心の一部がいたら
そこに注意を向けてみましょう。
それは昔の自分だったり
自分に大きな影響を与えた人かも
しれません。
可能であればその部分と
対話をして理解をしようと
してみるとより力が発揮されるように
なっていきます。
実は自分の心の中で
拒絶して突き放している部分があると
それが好きなこと楽しいことを
するのに抵抗感がでたり、
ころころと気持ちが変わる
原因になってしまいます。
それが普段の自分に取り込まれると
暴走していたその一部が
自由に使いこなせるようになるので
心はより盤石になっていきます。
もしも見つかったときのために
もしも、先にあげたような
取り組みをしてみたり
他にもいろいろやってみて
それでも見つからなくても
特に気にする必要はありません。
逆に焦りは視野を狭くして
眼の前をチャンスが通り過ぎても
気づかなくさせてしまいます。
どんな組み合わせが化学反応を
起こすのかは分かりませんので
どっしりと構えて経験を積んでいけば
それでだいじょうぶです。
そして、あと一つだけ付け加えるなら
心のことを勉強しておくと安心です。
微分積分や古文の文法は
必要ない人には一切必要ないですが
心の仕組みはどんな人にも関係あります。
どんな状態が好ましいのか
あるいはその状態にどうしたらなれるのか。
自分で分かっているかいないかは
天と地ほどの差があります。
だって、人間は全て自分の心に映し出した
世界に住んでいるからです。
(この世がマトリックスのような世界でない
という保証はだれにもできません( ̄― ̄)ニヤリ)
手前味噌で恐縮ですが
当サイトが心を知る一つのきっかけになったら
うれしいなとも思います。
あなたが幸せな人生を送れることを
願っております。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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