こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。
インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。
仕事のことや、恋愛のことや、人間関係のこと、その他いろんなこと
そんなもろもろに関して、相談や愚痴や不安をことあるごとに
話してくる人って身の回りにいませんか?
もしくは昔いたことがあるとか。
そういう人の中でも、せっかくこちらが真剣にアドバイスしてるのに
「でも、それじゃあなぁ」
「そんなこと言われてもムリ」
みたいな感じで言うこと全部否定してくる人っていませんか?
ぶっちゃけ(#`皿´) ムキーーーー!って腹が立ちますよね。
それが家族とか恋人とか職場や学校でいつも会う同僚や友達だったりすると
もう毎回ストレスマックス!
「もうなんとかならんのか」と…
そんなに関わりが多い人じゃなければ関係を切ってもいいのに、
よりによって身近な人。
「このままストレスをため続けるしか方法はないのでしょうか…?」
今回はそんなお悩みについて
- アドバイスを受け入れない理由
- 相手とのコミュニケーションのコツ(同意と同調⇔受容と共感)
- 自分について振り返ること
といった内容でお話をしていきます。
なんでアドバイスを否定するの?
せっかくのアドバイスを受けいれない人って、
なんで受け入れないのでしょう?
こちらがしているアドバイス自体が完全にずれているっていう
場合もありますが、第三者に聞いてもそこまでではなさそう…
毎回毎回いつもいつも手を変え品を変えアドバイスしているのに
受けいれようとした試しがない
そんな人です!
もちろん細かい理由は様々でしょうが、ざっくりいうと
その理由は大きく二つになると考えられます。
上に立たれることに抵抗がある
アドバイスを受けいれることでどうも負けた気がする。
そういう気持ちが意識的にせよ無意識的にせよ、
アドバイスをされたと感じた瞬間に自動的に起動してしまうのですね。
こういう方の場合
心の基礎・ベースの部分に
「私は優れてないといけない、愛されない」という強烈な思い込みが
存在している可能性が非常に高いです。
(言い換えれば、「(人より)優れていない自分」を拒絶していて
心の中で「普段の自分」と分断してしまっている状態です。)
強烈なだけあって、これはご本人が小さいころからの積み重ねや、
ショックな体験が大元にあることがほとんどで、
ご本人自身がそれに気づき向き合う覚悟を持たないと改善はむずかしいです。
相手を変えることはむずかしい、ムリと世の中ではよく言われますが、
残念ながらこういうパターンではそのとおりで、
闇雲にいろんな角度でアドバイスをしたりしてなんとかしてあげようと
がんばってもくたびれるばっかりでお互いにいいことが何もない…
というドツボにハマることが多々ありますのでご注意を。
ただ気持ちを分かってほしい
上記のパターンと同時に発生していることもよくありますが、
問題を解決してほしいわけでなく、ただただ、気持ちや感情を
分かってほしい、共感してほしい、理解してほしいというパターンです。
女性には特に多いですね。
男性が彼女や奥さんに対してついついアドバイスしてしまって
「そういうことじゃない!」と怒らせるやりがちな失敗です。
そして私もよくやらかします(笑)
言葉のうえでは、明らかに解決法を教えてほしいと
言っているにも関わらず実は…、という仕組みを知らなければ
「うぇっ?なんでっ?」となるとても恐ろしいパターンですね・・・
この2つがありがちなパターンですが、両方に共通しているのは
実はそもそもアドバイスを求めていないというところです。
それではすれ違ってしまってもしょうがないですよね。
相手の話に同意・同調すると…
相手が実はアドバイスを求めているようで求めていないのなら、
一体どうしたらいいと思いますか?
ここでカンの良いかたなら
「ひたすら聴くことじゃない?そう!傾聴ってやつだ!」と
気づいたのではないでしょうか?
惜しい!半分正解ですがあと一歩です。
たしかに、途中で口をはさまずによく聴くことは重要ですが
それだけに徹しようとしても「どう思う~?」とかって質問が
たいてい飛んできますよね。
そうすると結局、[アドバイスする→受け入れられない]という
いつものパターン…
それに、グチとかが入っている場合に下手に「そうだよねー」とか
同意してしまうと、「あの人もそう言ってたよ」とかって広められたりして、
後々厄介なことになったり
そもそも、「その意見には賛成できんわ」と思いつつも自分に嘘ついて
同意するっていうのもイヤなものです。
アドバイスがダメなら話をじっくりと聴いて相手を受けいれようとすると
陥りがちなワナがこの同意・同調です。
これでは自分の軸もなく相手に流されているような状態になってしまいます。
話を聴く時に大切なのは受容と共感
ただ相手の表面上の言葉だけをとらえて、それにうなずいているだけでは
いきなりアドバイスをしているのとそんなに変わりません。
なぜかというと、本当の意味で相手を受けいれていることを
伝えられていないからです。
そのために必要なのが「共感」です。
「共感」という言葉そのものにも、いろんなニュアンスがあったり
「共感」のための技術もいろいろあったりするわけですが
ここでは相手の気持ち・感情への理解を示すこととしたいと思います。
たとえば、「〇〇っていうことがあって、□□でどうしようかって悩んでて…」
みたいなことを言われたときに
「じゃあ、△△ってしてみたら?」
っていきなり言ってしまうと反発されたりするとします。
ここで、「ああ、それは不安な気持ちになるよね…」のように
その人の気持ちや感情を言葉にして伝えてあげるのです。
「怖いよね」
「悲しくなるよね」
「イヤな気持ちになるよね」
「腹が立ってしょうがないよね」
のように、その人が感じていそうな感情とかに寄り添ってあげます。
一見むずかしそうなんですが、実は多少のずれはだいじょうぶなんです。
その人が、「いや、不安というよりも▼▼な感じかなあ」
みたいに修正してくれますので、
それに対して「なるほど、▼▼な感じかー。それはつらいよね」
といった感じでつなげていけるとばっちりです。
そうしているうちに、相手からの信頼度が上がって
突然アドバイスを聴いてくれたりするようになったりすれば
しめたものです。
2つのパターンのどちらの方にも効果的ですよ。
アドバイスをしている自分を振り返ろう
ここまでは相手に対して、どうするのかという視点で
お話をすすめてきましたが、ここで自分にも目を向けてみましょう。
アドバイスをしているときの自分の中に
「自分のすごさを見せたい」
「自分はできると認めてほしい」
みたいな気持ちがないでしょうか?
これがあってはいけないわけではないし、むしろ人間としては普通の欲求です。
現実的には、それが全てでなくて、“本気で相手を良い状態にしたい”という
気持ちと入り混じった複雑な状態なことがほとんどです。
でも、この気持ちに気づいておくことはとても大事なことです。
なぜかというと問題を解決する力は多くの場合相手自身の中に
秘められているからです。
もしも、アドバイスを受けいれてくれるようになったとしても、
受け入れられた(認められた)嬉しさが快感になってしまい
ついついそれを続けていると相手が自分で問題を乗り越える力を
奪うことにもなりかねません。
大前提として、『相手にどうなってほしいのか』
『その相手とどんな関係を築きたいのか』それを明確にすること!
相手を信じることを大切にして、共感し受けいれていきましょう。
そして、相手が成長し、思い描いた関係が築けたとき、
どんな素敵な未来があるのかをしっかりとイメージできれば
なおいいですね。
幸せなゴールが見えてその過程も幸せに歩めるようになれれば、
それは最高に幸せなことです。
そして最後に。
もしもあなたがどんなに手を尽くして、どんなに相手を思って
真剣に考えて伝えても、アドバイスが受け入れられなかった…
そんなこともきっとあります。
でもだからといって、あなたが悪いわけではないですよ。
アドバイスを受け入れるかどうかは最終的に相手が選択することだし、
その選択を尊重することは相手を尊重することですから。
決して、自分を責める必要は何ひとつないんです。
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