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心理カウンセリングの内容や進め方の流れって?受けたいけど不安な人へ。

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

どうも気分が沈みがちだったり、やる気がでなかったり、理由もなく空しくなったり…

そんな時に「一度、カウンセリングを受けてみようかな…」と思いつつも、
何をするのかが分からないとか、話したくないことまで根掘り葉掘り聞かれそう…
といった不安があって、なかなか実際に受けるという一歩が踏み出せない方は
意外にたくさんいらっしゃいます。

あるいは、すでに精神科や心療内科に行って薬を飲んでいる方でも、
薬さえ飲めば気分だけは多少楽になるんだけど
「やっぱり今の自分の性格や考え方では後々苦労しそう。
根本から治したいな…」とカウンセリングを併用したい
という方もいらっしゃいます。

以前の記事でカウンセリングの効果について簡単に解説しましたが

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今回はカウンセリングの代表的な方法をさらに詳しくご紹介していきます。

あなたのカウンセリングを受けることに対する不安感がすっきりするとうれしいです。

目次

カウンセリングといえば“聴く”?

日本で一般的にカウンセリングといえば、
クライアントさんのお話をとにかく“傾聴”するというイメージが強いと思います。
(ロジャースという人が始めた来談者中心療法と言います。)

現在は下火になりつつあるのですが、最初から最後まで傾聴だけで
カウンセリングを行うということが少なくなっただけで、
カウンセリングの基本であることは変わりありません。

私のカウンセリングでもクライアントさんのお話を丁寧にお聴きすることから始まります。

それには以下のような理由があるからです。

1,クライアントさんの困りごとの明確化

まずひとつ目の理由はクライアントさんの困っていることを明確にしていかないといけないからです。

これが外れてしまうと、的とは見当違いの方向に矢を放っているようなもので、
どんなに優れた技術を使っても全然響かないという状況に陥ってしまいます。

2,安心で安全な感覚の提供

もうひとつには安心感・安全感を感じていただきたいからです。

下手に知り合いや友達に相談すると、聴きたくもないお説教やアドバイスをされて、
余計にイヤな気分になるといった経験は誰しもあるのではないでしょうか?

それに知っている人には明かしたくないという内容もあると思います。

カウンセラーは守秘義務がありますので、聴いた内容を外部に漏らすことは絶対にありません。

そして、ただ話を聴いている訳でなく、人格的にも技術的にも
クライアントさんを受け容れて共感する訓練を徹底的にしています。

話を聴くことを通して信頼関係を固めていくとも言えますね。

3,クライアントさんが自ら気づく

この流れの中で、質問や確認を適度に織り交ぜていくことで本質に近づいていきます。

人によってはこの段階でも自分で話しながら、大事なことに気づいたり気持ちが晴れていったりすることも。

人に話せなくてため込んでいたことなどであれば特にですね。

安心安全な場であるからこそ、自分で語りながら今まで気づかなかった新たな視点に出会い、
それをきっかけに心が変容していく。

クライアントさん自身が自分の力で自己治癒力を引き出して成長する。

これはある意味ではカウンセリングの理想と言えます。

ただ、なかなかそう理想通りにいかないのがむずかしいところなんですね。

4,“傾聴”だけで十分?

ストレートに言えば、この「傾聴」だけでは重大な気づきを得るまでに時間もかかりますし、
多くの人にとっては限界があります。

それに、「傾聴」をしてもらうとすっきりするので、良くなっていっているような気がするんですが、
実は本質的な解決には近づいていなくて、その「すっきり感」に依存してしまうことすらあるんです。

これを言うと一部のカウンセラーから叩かれるかもですが、

「傾聴」しかしないカウンセラーは儲かります。
クライアントさんは依存状態になってずっとリピートしてくれるからです。

私個人としてはそういうスタイルは好きじゃないので、
話をしっかり聴かせていただきつつ、より短期で結果がでるように他のアプローチを併用しています。

カウンセリングの目標を設定する

心理療法そのものではないですが、実はかなり重要なのがカウンセリングの目標を設定することです。

ここを抜かして進めていってしまうと、回り道になったり、
道に迷ってしまったりしてムダな時間がかかったりしてしまいます。

クライアントさんのお話を一通り聴かせていただいて、抱えている問題がはっきりしてきたら

「どんな状態になれたらいい?」

「何が手に入ればいい?」

「何ができるようになればいい?」

こういった目標を設定して、クライアントさんが伴走するカウンセラーとともに、
問題に向かっていけるようにしていきます。

もちろん目標の高さによって、ハードルを段階的に下げたり
点数をつけることで客観的に進捗が分かるような工夫も加えていきます。

ストレスを感じやすい考え方を矯正していく方法

傾聴に変わって現在のカウンセリングで主流なのは、
いわゆる「認知行動療法」と呼ばれるものです。

これは「認知療法」と「行動療法」が合わさったもので、症状によって使い分けていくんですね。

認知療法系のアプローチ

認知療法系の取り組みでは主にクライアントさんのつらさの元になっている、
「〇〇であるべき」「〇〇でなければいけない」といった
極端に偏った信念や思い込みからくる物事のとらえ方(=認知)を矯正していきます。

最初はなにか心がぐらついたり、イヤなことが起こったときに、
どんな気分で、どんな考えが浮かんでいて、どんな行動をしたのか。

こんなことを特定して共有していきます。

上記のようなことをホームワークとして紙に書いてきてもらったりすることもよくあります。

とくにうつや不安の強い人はこの偏ったとらえ方がクセになってしまっている方が多いので、
そういった方に対してはよく使われる手法です。

行動療法系のアプローチ

行動療法系の取り組みとしてはざっくりといってしまえば、
抵抗のあることを一気にやらずにちょっとずつやって
だいじょうぶ感を積み重ねていきましょうという方法です。

たとえば、息苦しくなるのが怖くて電車に乗れなくなってしまったという症状であれば、

最初は駅の手前まで行ってみてだいじょうぶなのを確認。
次は改札の前まで行ってみる…、次はホームまで…

といった感じです。

手洗いを何回もしてしまうなんていう症状でも同じですね。
手洗いをしない(本人にとっては)汚く感じられる状態をちょっとガマンする。
みたいなことを積み重ねていきます。

潔癖が強すぎる人のグループワークでは靴を脱いで手を入れて
それをほっぺたにつける(!)なんてのもやるそうです。
(さすがに個人のカウンセリングではそこまでやりませんが(^_^;))

認知系も行動系も注意すること

認知系でも行動系でも、進め方が悪いと「クライアントさんが悪い」に
なってしまいやすいのが要注意な点です。

クライアントさんがホームワークができなかったときなどに、
カウンセラーの側が未熟だとつい「やってこないのが悪い」と思ってしまうこともあるんですよね。

でも、ホームワークができなかったことを、またテーマにすることで
より深まることもありますから全然それはそれでいいんですよね。

場合によっては別のアプローチが有効かもとなるときもありますし。

とらえ方の偏りにしても、「その考え方が悪いですよ。」とお説教的にもなりがち。

だから、私個人としては心理の分野でよく使われる「認知の歪み」という言い方は基本的に避けています。
だって、歪みって明らかに悪そうな感じしますよね。

ちょっととらえ方のバランスを崩しているだけですから、それを適切に整えていくっていうほうが適切かなと。



現在主流であるだけあって認知行動療法は効果も実証されているのですが、
それでもちょっと時間がかかったり、(傾聴オンリーほどでないにしても)
そもそもやりづらい人がいたりという点は否めません。

それは、「感情」への対処がちょっと弱い点にあると個人的には思います。
そこで最近流行ってきている身体へのアプローチが有効になるんですね。

身体から心へアプローチする

つらい感情を感じたときには、それと同時に胸やみぞおちがキュッとしたり、
背中がゾワッとしたり、呼吸が浅くなったり、どこかにムダな力が入ってこわばってしまったり…

だれしもがそんな経験があるのではないでしょうか。

それそのものが悪いわけではないのですが、
その身体の感覚に引きづられてネガティブな考えが自動的に出てきて、
そうすると気分も悪くなってますます考えも落ちていく…

心の調子を崩している人はそんなループについ陥ってしまいがちです。

だから、しょっぱなの身体の感覚に対処してしまえば、ループに入っていかないよねという理屈。
(厳密には身体へのアプローチもいろいろな背景や目的がありますけどね)

私は使いませんが、顔などのツボをとんとんと叩いたりするのが有名ですね。

また、身体に余分な力が入っているときっていわゆる交感神経が優位の
「戦うか逃げるか」という緊張状態で心身にものすごい負担がかかってます。

そういった状態を解除していったり、

身体に集中することで「今ここ」に立ち止まり続けて、
過去のとらわれから抜け出す『マインドフルネス』瞑想と同じような効果を
狙ったものもあります。(と個人的に分析しています。)

うつがよくなり始めたときに外を歩いてみましょうなんていうのも、この一種とも言えますね。

私もこの身体へのアプローチは重視していて、
精神科のクリニックでも活用されている手法を提供しています。

特にトラウマ解放などには強い味方です。

身体系は今後ますます盛んになってくるんではないでしょうか。

子どものころの自分を育て直す

クライアントさんからいろいろとお話をうかがっていたり、
カウンセリングが進んでくると、たいていは過去のエピソードが出てきます。

そして、多くの場合、子どもの頃に傷ついたり、ガマンしたり、
心の底から求めたものが手に入らなかったりという経験をしています。

そこで心の中にある子供の頃の自分の部分
(一般的にインナーチャイルドといわれるものです。)に
声がけをしたりコミュニケーションをとったりして、

本当は昔欲しかった言葉などで心の栄養補給をしてあげたり、
言いたかったけど言えなかったことを言ったり、
親(のイメージ)との関係性を再構築したりするんですね。

ここではそのクライアントさんにしっくりくる言葉を探していきます。

「あなたはそのままでも価値があるよ。」

「十分がんばってるからだいじょうぶだよ。」といった

親をはじめとした大人からかけて欲しかったようなものもあれば

「〇〇ちゃん、すげー!」

みたいな友だちからの言葉のようにすることもあります。

また、

「ふざけんなよ!うるさい!だまってて!」

とか、反抗したり言い返したりというパターンも。

これはこれで、健全な反抗期をやりなおして自立心を育むなんていう目的もあるんですね。

インナーチャイルドワークというと「お母さん系」が
王道ではありますが決してそれだけではないのです。

言葉をかけつつ、心の中のチャイルドと対話を進めつつ、
返ってくる反応によってかける言葉を調整していきます。

最初のうちは傾聴を進めながら、こちらが肩代わりして声に出すということもします。

ピッタリな言葉が見つかると本当にじわーつと暖かい気持ちになりますよ。

(インナーチャイルドについて詳しくはこちらの記事をどうぞ↓)

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私はこのインナーチャイルドへのアプローチは、カウンセリングでもかなりのキモだと思っています。

ここが満たされることによって、最終的に心の底の底にある
偏ったとらえ方や考え方も変わっていくものだからです。

感情が解放されることについて(追記)

カウンセリングを進めていく中で、抑え込まれていた
感情があふれてすごく怒りが出たり、涙が止まらなかったりすることがあります。

これは一つの大事な通過点ではあるのですが決してゴールではありません。

抑え込まれていたものが解放されたことそのものはいいことではあるのですが
カウンセラーの誘導によっては、今度は抑え込んでいた自分を否定して
今までと全く違う行動に走ってしまい、人間関係や仕事を失ってしまうことがよくあります。

このようなときは解放できたことを認めつつ、抑え込んでいた自分が
得ていたメリットも同じように認めて、そのどちらも受けいれて
必要な場面でどちらも自由に選んで使えるような慎重な対応を大事にしています。

クライアントさんには一時的な気分の良さよりも、
長い目で今後の人生を見て良い方向に進めることが重要だと考えています。

決して、毎回スッキリした気持ちでカウンセリングを終われるばかりではないのです。
そして、そういうときのほうが実りが大きいことすらあることは
知っておいてもらえたらとてもありがたいです。

人生をより楽に生きられるように

今回お伝えさせていただいたカウンセリングの内容は、
あくまでも私の知識の範囲であり流派や個人によって進め方や考え方は異なったりします。

私が活用しているものでも他に空間を活用したり、五感の感覚を変えたりしたりといった手法もあったり。

私のカウンセリングでは今回ご紹介した内容を織り交ぜて、
そのクライアントさんのその時の状態に合わせて適切なものを提供するように心がけています。

また、クライアントさんの状態によって、進め方が前後することも多々ありますし、
必要な回数も変わってきます。

今回ご紹介した方法や手順、考え方や価値観がすべてではないですし、
自分自身も一生をかけてより効果をあげられるよう研究をしていきます。

たくさんのカウンセラーが玉石混交でいる中で、
あなたの今後の人生をガラッと変えられるような
カウンセリングに出会うための参考になったのなら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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