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自分軸がない、ブレると悩む前に。心理学で解説する本当に大事なこと。

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

『自分軸』って今やほとんどの人が、
わりと日常的に使っている言葉ではないかと思います。

決して明確な定義があるような言葉ではないんですが、
大体において、相手の顔色や誰かの考えを気にして物事を決めるのではなく、
自分の思いや欲求、気持ちに素直に決めるとか、
他人の評価よりも自分自身の評価を大事にするといった意味で使われていると思います。

この、「自分軸で自分は生きているのか」とか、「どうも自分は自分の軸がぶれる」という
お悩みをお持ちの方はかなり多いようです。

特に就職活動をしているような学生さんだったり、 婚活を頑張っている方だったり、
何かを決める必要があるとか、自分の価値観をもう一度見直すという場面に
直面しているとどうしてもそれを意識せざるを得ないのかもしれません。

特に昨今の自己責任論が強く追求されるような世情も背景にあるように思います。

その中で、「自分は自分軸がなくていつも人に流されているのじゃないか」という
お悩みをお持ちだと、すごく心配になるし、自信も無くなるし、生きづらい感じがしますよね。

実は心の仕組みから考えるとこの自分軸という概念はかなりツッコミどころが多いです。

今回はこの自分軸について、心の原理と構造を踏まえて明らかにしつつ、
人間にとって本当に大事なことについてお話をしていきます。

目次

自分軸とワガママ、自己中

はっきり言ってしまいますと、自分軸が大事かどうかなんて、その時の状況次第です。

多分、世の中の自分軸を語る人って、そんな当たり前のことを、
わざとなのかそうじゃないのか分からないですが、全然言わないんですよね。

でも、「自分軸が大事!」って断定口調で自信満々に言われてしまうと、
それが基本なんだって思ってしまうんです。

この自分軸の話に限った話じゃないんですけど、こういうのって個人的にはすごく罪作りだなと思います。

自分軸ってすごく言葉の強さと言うか、正当性と言うか、一見すごく正しそうなごもっともな、
ぶっちゃけて言えばキレイゴトなので、 変な話メディアや世の中の風潮にさらされた時に、
自分がそれに当てはまらないと思うとものすごく不安になるんですよ。

そして、それがないことがとてもまずいことのように思えて、
なんとか自分軸で生きなければという悩みのもとになる。

人の顔色を伺わずに、自分がその時思っていたり考えたりしていることを
はっきりと口にしたほうがいい場面もある一方で、
あえて我慢して穏便に済ませた方が長い目で見たら良いことだってあります。

でも、それがどっちかに偏っていたら不健康ですよ。

いつもいつも自分の考えていることを言うのが怖くて、
それを抑えて我慢していたらストレスも溜まるし、
自分の不利な状況が避けられなくなって追い詰められてしまいます。

反対に相手の気持ちやその場の状況をを何も考えず、
いつも自分の言いたいことだけを何の遠慮もなくぶちまけていたら、
人間関係が崩壊してしまいます。 

自分軸とワガママや自己中との違いは、それっぽく語られることもありますが、
それは結局言葉の定義をどうするかというだけの問題で本質的ではありません。

強いて違いを言うなら、その場面で相手や周りを嫌な気分にさせたり、
損害を与えたりしたりすれば、ワガママや自己中と“思われる”という程度のことでしょう。

じゃあ、本当に心が健康なのは一体どんな状態なのでしょうか。 

自分軸で生きるよりも大事なこと

自分軸で生きているかどうかが気になる時というのは、
ほとんどの場合は何かしらの選択をしないといけない時ですよね。

人間生きていれば必ずそういう場面には遭遇します。

そこで、フォーカスするべきことは自分の中でどちらの選択肢を選ぶか、
あるいはどの選択肢を選ぶかの葛藤の中で、
どれは選びやすくて、どれは選ぶことに抵抗感や恐怖感、不安感があるかです。

どれかの選択肢の中にものすごく選びづらいものがあったとします。

でも、選びづらい一方で、長い目で見たら良い結果を生みそうだったり、
もしも選ばなかったらすごく後悔しそうなものだったらどうでしょう。

それが、抵抗感などのネガティブ感情のせいで選べないとなると、
一回しかない人生はものすごく限られた道しか歩けなくなってしまいます。

言い方を変えれば不自由な人生です。

自分が寿命などで死ぬ時に、自分は縛られた人生を生きてきたと思うのはイヤですよね。

他人の評価から完全に離れるのは不可能です

結局のところ、人がタニヤ社会と関わって生きていく以上、
他人の評価から離れるというのはムリがあるんです。

だって考えてみてください。

例えば、接客の仕事をしていて、お客様から愛想が悪いとクレームが入って、
上司から注意されたとします。

そこで、「ニコニコしたりペコペコしたりするのは自分の軸とはずれるからやらない。」
なんて言い出したらクビになってしまいますよ。

もっと言うならば、自分の価値観や考え方に本当のオリジナルってあると思いますか?

それは、親や家族、友達などの今まで関わってきた人だったり、
誰かが書いた本を読んだりしてできたものじゃないですか?

一見、自分の経験によって「これからこうしよう」のように、
決めたように思えるかもしれませんが、その「こうしよう」だって
元を辿れば誰かがやったのを見てきたことや、どこかで読んだり聞いたりしたことですよ。

また、逆の視点に変えてみると、選択肢が目の前に現れた時に、
全てのことを親や友達に決めてもらっていたとしても、
結局は「決めてもらったものに決める」という最後の決定は自分自身でしていますから、
それはそういう自分軸だと言えてしまうんですよね。

だから、どうせ頭を使うのなら、自分軸なのか他人軸なのかに悩むよりも、
評価することや行動について、今どんな選択肢があって、
どれがどうして選びづらいのかを考える方が建設的ですよ。

でも、それが出来ないことについて、
自分を責めたり、自分が悪いと思う必要はありませんから安心してください。

選べない、選びづらいが生まれる理由

自分がどうしても偏った選択肢しか選べなくなってしまうのは、
あなたが劣っているとか、弱いとか、そんなことが原因ではありません。

それは、あなたが今まで生きてきた中で、
親との関わりであったり、学校などでの友達との関わりにおいて、
その時には自分が生きるために最善を選んだ結果なんです。

大人になった今、体も強くなって、知恵もたくさん得て、
成長したあなたは別の選択肢を選ぶことができるのだけれど、

昔限られた選択肢しか選べなかったことが、
単純に心のクセ、システムとして残ってしまっているだけなんです。

だから、その時何とかしてその状況を切り抜けがんばって生きてきた自分を、
しっかりと認めてねぎらってほめてあげてください。

「よくやってきたね。すごいね。一生懸命生きてきたんだね。」って

そして、選択肢を狭められてしまう原因になった恐怖や不安の一緒になった記憶を、
もう一度捉え直し、その感じ方を変えることさえできれば、
どんな選択肢も安心して選べる自分になっていくことができます。

私のカウンセリングでも今の自分を強くしていくことと、
過去にかかっているフィルターを変えていく、この両輪でサポートをしています。

自由自在を生む心の中の主体性

選択肢が増えてそのどれもを選ぶことができるというのは、
シンプルな言葉で言えば自由自在です。

自由というのは過去に縛られないこと、

自在というのは今どんな自分でいても安心していられること

とでも言いましょうか。

それは、結局のところ心の中の主体性と言えます。

これは、行動を全て主体的にするということではなく、
(現実世界では、人に譲ったり任せたりすることが大事なこともありますから。)

心の中にある選択肢を、意識的にしろ無意識的にしろ、
抵抗感や不安感、恐怖感のせいで、
つい今までのクセで偏った決め方をしてしまうのではなく、

冷静に選び、自信を持って決めることができるということです。

選択肢の多さは人生の豊かさとすごく密接な関係にあります。

あなたが自分軸か他人軸かという見方からすら解放されて、
自由に自在に人生を送れるようになれるよう応援しています。

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