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抑圧しすぎて感情が分からなくなった!→解放の方法を調べる前に。

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

自分の感じている感情が何なのか分からない。

感情そのものが出てこない。

その時感じていたことを抑えすぎたせいで、
感情や気持ちに対して不感症のようになっていることは、
カウンセリングでもよく扱われるテーマです。

恋人・パートナーや友達、同僚との関わりの中で、
つい感じていること、思い浮かんだことなどを
押し殺してしまっていないでしょうか?

たとえばこんなふうに。

  • 本当はイヤなのに笑顔を作って頼み事を引き受けてしまう
  • 周りの空気を壊さないように言いたいことを言わない
  • 失礼なことを言われてムカッとしても流してしまう
  • 付き合いたくない相手と人間関係を続けてしまう
  • 苦しいことがあるのに親しい人にも隠してがんばってしまう

状況判断のうえ、自分の意思でやっているならまだいいですが、
『つい』やってしまっているうちに、
自分が感じていることが分からなくなってきているのなら要注意です。

人間にとって感情は生きていくために必要不可欠なもの。

感じることができないままでいると弊害も大きいです。

分からないのであれば、解放以前にまずは感じ取れるようにすること。

そしてそれを徐々に表現できるようになっていけると、
それ自体が自然な感情の解放にもなります。

この記事では感情自体について解説しつつ、
分からなくなってしまった感情をどんなふうに
感じられるようにしていくかについてをお伝えします。

この記事を最後まで読むと
  • 感情をふたたび感じられるようにするために必要なことがハッキリする
  • ネガティブなものも含め感情の大事さが分かる
  • 自分をより深く理解することができる
目次

心理学で言う抑圧とは

なんとなくは分かると思いますが念のため簡単に「抑圧」について説明します。

「抑圧」とは自分(自我)にとって、
感じていることに耐えられないような
感情・感覚・気持ち、あるいは願い・欲求・衝動などを

意識(→自分で分かる、感じられるところ)から、追い出す・押し込める、

つまり気づかないようにしたり、思い出さないようにしたり、
忘れてしまおうとしたりすることです。

要は「臭いものにフタ」ってやつですね。

元はフロイトの精神分析で提唱されたものなので、
わりとクラシカルな考え方ではありますが、

現代の心理臨床でも普通に取り扱われますので、普遍的な現象なんでしょうね。

心理学用語でなくとも「抑圧」って言葉は
あんまりいい意味では使われないので、
全面的に悪者扱いしてしまいがちですが、

あくまでもある瞬間には自分を守るために必要だったことです。

今となっては損していることも多いかもですが、
抑圧をしてしまってきた自分には優しい目を向けてあげてくださいね。

感情が分からなくなると何がまずいの?

自分の感情が分からなくなると、心身の健康を害したり、
人間関係や仕事に悪影響を及ぼすことが出てきます。

あくまで一例ですがよくあるパターンをあげてみます。

爆発してしまう

感情にはエネルギーとしての側面があります。

押し込めて蓋をするようなことをしていると、
どこかで限界がやってきて爆発してしまうことがあります。

浮き輪やビーチボールみたいなものにに空気を入れて
膨らませては蓋をするのを繰り返していたら、
そのうちパンパンになって破裂してしまうようなイメージです。

特に怒りの感情は分かりやすいところですね。

無理なガマンを続けて、
どこかでブチ切れてしまった経験はないでしょうか。

相手や状況によってはそれで人間関係を崩してしまったり、
突然キレる怖い人として扱われるようになってしまうかもしれません。

反対に押し込めた感情の攻撃が自分に向かうこともあります。

状態の悪化やピンチに気づけない

感情は危険に対するシグナル(警告)の役割もします。

本当は感じているはずの感情が分からなくなれば、
ストレスを抱え込んでいることに気づかず、

心身ともにボロボロになってしまったり、

明らかに無理のあるやり方で突進してしまい、
簡単には取り返しの付かない失敗をしてしまったりすることにもなりえます。

人間関係に支障をきたす

感情が一番表に現れるのは顔を表情です。

感情を殺すことばかりしていると表情の変化にも乏しくなり、

「あの人何考えてるか分からない。」という印象を
与えるようになります。

得体の知れない人は無意識に警戒されますから、
気づかないうちに他人から敬遠されるようになりがちです。

ポーカーフェイスが役立つのは
ギャンブル・勝負事のとき以外にはあまりなさそうですよね。

自分も他人も理解できなくなる

自分が強く望んでいることや自分がどんな人間なのかなどが分からなくなり、
決断や行動がしづらくなります。

自分に対する関心も減ることで、セルフケアもできなくなって、
仕事などのパフォーマンスも落ちていきます。

結果、自信や自分への好感も下がり続けるという悪循環に陥ってしまいます。

また、自分の感情が分からなくなれば、
他人の感情を読み取ることもできなくなってきます。

コミュニケーションの行き違いも増えていくでしょう。

ネガティブな感情にも大事な役割がある

ネガティブな感情なんてトラブルのもとだし、
感じていて気持ちのいいものじゃないし、
なきゃないでいいんじゃないのって思われるかもしれません。

でも、本当に必要のないものなら
進化の過程で失われていたとしてもおかしくないですよね。

生きていくうえで大事なものであることは間違いなさそうです。

トカゲやカエルには感情っぽいものってあまりなさそうですが、
イヌやネコって明らかにカッとなったり、
しょぼんとしたりしているように見えます。

人間ともなるとさらに豊富。

ということは、なにか意味や価値があると考えるのが妥当ではないでしょうか。

あまり突っ込みすぎるとキリがない話題ですが、

自分の感情に対して

「そっか、そんなに大事なことをになってくれていたんだね。」

という目を向けられるようになれたらという思いをこめて、
できるだけ簡潔に代表的ないくつかの感情の
役割についての説をご紹介しようかと思います。

怒り

怒りは生き延びるための本能、
特に戦うことにかなり密接に関わる感情と言われます。

人間にも自分の命や健康を脅かすようなものがあらわれたときに、

戦ってやっつけるかダッシュで逃げるかという二択が
最初の選択肢となるような動物的本能のプログラムが備わっています。

そのうちの戦うという選択肢とセットになっているのが怒りの感情です。

ピンチに立ち向かい打破するためのものとも言えるかもしれません。

恐怖

恐怖は怒りとともにやはり生き延びるための本能と強く関わる感情です。

戦うー怒りのセットと反対に
逃げることとセットになっていると言えるでしょう。

ただ、逃げるの選択肢すらむずかしいと感じれば、
「死んだふり(仮死状態)」という次の選択肢にもつながります。

怒りも同じですが、脅威が目の前に迫っているときに、
のんびりと頭脳で考えている余裕はありませんから、
いち早く行動に移れるために瞬間的に認識できることがこれらの感情の特徴です。

不安

不安は将来に起こるかもしれない危険に対するシミュレーション。

起こりそうな問題に対して、
事前に解決策を用意しておくための感情です。

未来予測のために過去のデータにもアクセスします。

恥(羞恥心)

恥の感情は自分が所属している集団の中で
つつがなく生きていくための感情と言われます。

「あっ、これはまずいことしちゃったな…。」と感じることで、

次からそれを修正して、変なやつダメなやつ扱いされて追い出されることを
避けることが目的だそうです。

これは人間特有のもののように思います。

人間がかなり複雑な社会で生きる動物だからこそ
発達した感情なのではないでしょうか。

罪悪感

罪悪感も恥に近い感情のような印象を受けます。

要は失敗を二度と繰り返さないための戒めのような感覚ですね。

特に他人に与えた影響について考えることで、
関係を修復するきっかけになるのではないでしょうか。

感情と行動(+思考)を分けて考えよう

ここまでで、一般的にあまり良くないものとして扱われがちな感情も、
人間にとって必要不可欠なものであることがお分かりいただけたでしょうか。

ネガティブな感情もほどよく取り扱われれば、本来役に立つものなんですね。

感情自体が悪者なのではなく、
無視したり、過剰に湧き出したり溜め込んだりするなど
感情との関わり方のまずさが問題につながるのだということです。

ただ、関わり方を変えようと思ったら感情を特定できる必要がありますよね。

そのために、まず大事なのは感情と行動は分けて考えるということです。

感情はコントロールしようとしないこと

感情をコントロールできるようにしたい、
あるいはできるようにしなさいとか、
けっこう日常的に耳にするのではないでしょうか。

実はこれがけっこうな誤解を生んでいるような気がします。

そもそも、感情って反応的に出てくるものですし、
感情そのものに良いも悪いもありません。

何度も言うように扱い方によって薬にもなれば毒にもなるものです。

どちらかといえばエネルギー的なものだと
とらえてもらったほうが正確かと思います。

よくある悩みで、ついカッとなってしまい
相手を怒鳴りつけてしまったり、暴力を振るってしまう。

だから怒りをコントロールできるようにしたいという悩みはよくありますが、

コントロールするべきなのは「怒鳴る」「暴力を振るう」という『行動』です。

別にカーっとなっても声を抑えて伝えたいことを伝えられたり、
手を挙げずにいられれば相手との間の問題はほとんどなくなるわけです。

もちろん、怒りのエネルギーがあまりに強いと
それに飲み込まれてしまいますから、

同じ物事に直面しても、感じ方に変化を起こして湧き上がってくる
「怒り」の感情の量を変えることはひとつの目標にはなります。

ただ、変わったとしても毎回考えて感じ方を変えるわけではなく、
反応的に湧き上がるものであることには変わりありません。

感情そのものをコントロールすることはできないのです。

逆にコントロールしようとやっきになることが、
抑圧や無視という手段にもなりえますので注意してくださいね。

感情と思考と行動

この次の項目で分からなくなった感情を
取り戻していくための方法などをご紹介していきますが、

その前に感情と思考と行動をそれぞれ分けて
認識することについてお伝えしようと思います。

特に感情と思考を切り分けておくことで、
感じられたのかまだそうじゃないのかがより正確に判断できるかと思います。

まず、感情・思考と行動が違うのは簡単に分かると思います。

行動かどうかは他の人が外から見て分かりますからね。

ところが、感情・思考はどちらも心の中・頭の中のことで、
しかもほとんどの場合同時に出てくるので、
しっかり気にしないとごっちゃになるんですよね。

心理学を勉強した人や認知行動療法系のカウンセリングを
受けたことある人以外はたいてい区別はしてないと思います

この思考と感情の一番シンプルな区別の仕方は

1単語で言えるものが『感情』

文章になるのが『思考』と覚えておくとよいです。

たとえば、「怒り」「悲しみ」「不安」
擬音語のように「イライラ」「ソワソワ」
表現できるものは『感情』ですし、

「この先どうなってしまうんだろう……?」とか
「もしかして嫌われてるのかなあ……。」というのは『思考』です。

ちなみに、今回のテーマの趣旨とは若干ズレますが、
たいてい感情と思考はセットになっていて、
感情がガッと出てきたときに自動的に浮かぶ思考のことを
「自動思考」と言います。

この自動思考についてもカウンセリングでは
重要なテーマになりますので、
余裕があったら頭の片隅にでもいれておくといいかもですね。

また、もうひとつ大事なことがあります。

それは強い感情には身体の(内側の)感覚がともなうことです。

あるいは特定の身体の感覚を感情と呼ぶのかもしれません。

要は「胸がキュッとする」とか「背筋がゾワッとする」などの感覚です。

感情が分からないとは、
本当はこの感覚が起こっているのに気がついていない、
無視していると言い換えることもできそうですね。

身体の感覚をともなう強い感情は『情動』と呼ぶこともあります。

分からなくなった感情を感じられるようにするには

かなり重い精神系の病気でなければ、
感情自体が起こっていないわけでなく、

スルーするクセが付いてしまって気づかないようになっていたり、

言葉にするなど明確化することができないということが
大半ではないかと思います。

ここでは実際のカウンセリングでも使う、
感情をより感じられるようにするための、
いくつかの方法をご紹介しますが、

自分一人だけでなんとかするのは限界もあります。

外から見ないと分からない変化が起こっていてもわからないからです。

たとえば、かすかに眉間にシワが寄っていたり、
姿勢の傾きが変わっていたりなどの変化は
なかなか自分では気づけないものです。

また、次に詳しくお伝えしますが、
あまりに強い感情に飲み込まれてパニック状態になってしまう危険もあります。

難しそう、しんどそう、大変そうと思ったら
専門家にご相談されることをおすすめします。

感情に関わるのに無理は禁物

トラウマなどに関わるような強い感情は
自分で思う以上に自分の意識を飲み込んでしまいます。

感じる準備が整っていない状態で感情にアクセスしてしまうと、
まさに阿鼻叫喚の状態で行動も制御できなくなり、

最悪の場合自分や他人を傷つけてしまうような
行動を取ってしまうことすらありえます。

自分だけで記憶を思い出したり、感情を呼び起こそうとするときには、
たいてい自動的にリミッターがかかるものですが、絶対ともいい切れません。

私もカウンセリングでは相談者様がある感情を感じても
だいじょうぶな状態かどうかにはできる限り慎重になっています。

また、感じることに耐えられるための準備にも時間をかけます。

そもそも、感情を感じないようにしているのは
自分を守るためという側面もあります。

感じてしまうと耐えきれないからこそ、感じないようにするのであり、
かつてはそれが自分にとって有効な選択肢だったのです。

ですが、ここで中途半端に感情に耐えるための方法までお伝えしてしまい、
試されてしまうことには危険が伴うと判断したので、
それについては書くのを控えさせていただきます。

重ね重ねになってしまいますが、くれぐれもご無理はなさらないようにしてください。

感情を取り扱うようなもので特に危ないのは、
自己啓発セミナーやカルト宗教のワークではないかなと思います。
暴れたりしなかったとしても、普段の意識が保てずに洗脳されてしまったり、
普段から感情が無秩序に出てしまうようになる恐れもあります。
強い感情が関わるようなやりとりはマンツーマンで
じっくりと行うことが重要ではないかと私は考えます。

二次的な感情に目を向けてみる

実は感情はいくつもの層が重なった多層構造になっていると言われます。

たとえば、どうしようもない『寂しさ』があって、

その上に自分を見てほしい!という思いが
『怒り』となって出てくるようなイメージですね。

この場合は一次感情としての『寂しさ』と
二次感情としての『怒り』ということになります。

このパターンであれば、怒りの感情を解放し、
見つめられるようになったうえで、

その下にある寂しさにも目を向けていく、

なんていうのがよくあるアプローチですね。

感情は底のほうにあるほど分かりづらくなります。

感じないようにしてきた感情は当然底の方に沈んでいっていますから、
いきなり感じようとしてもたどり着くには無理があります。

そこで、まずは「感じようとしても感じられないこと」に対する
感情に目を向けてみるのはどうでしょう。

この記事を読んでいるということは、
少なくとも感情を感じたいと思う気持ちがあるのだと思います。

だけれどそれがうまくいかないわけです。

そのことについてどう感じるかを見つめてみましょう。

「イラつき」でしょうか?

「落胆(がっかり)」でしょうか?

それとも「抵抗感」でしょうか?

他にも色々あるかと思いますが、
もしかすると最初はこれすらもよく分からないかもしれません。

誰かと話していると出てくることもありますので、
家族や友人など信頼できる人とこの話題について話してみるのも1つです。

身体の感覚を感じ取る練習をする

感情には身体の感覚がともなうことは先にお伝えしたとおりです。

ということは身体の感覚に対してより気づけるようになることが
必要なことはお分かりいただけるのではないでしょうか。

特に現代日本人はスマホやパソコンを多用するので、
第一に視覚、第二に聴覚はよく使いますが、

その分身体の内側の感覚も含めた触覚をあまり使わない傾向があります。

そもそも、感情を感じにくくなる下地ができてしまっている方が多いのですね。

だからこそ、普段あまり使っていない身体の感覚に
意識を向けていくことを練習し、微細な感覚を見逃さずに
拾えるようにしていくことが重要になります。

方法はいくらでもあると思いますが、特に私が好きな方法をいくつかご紹介しますね。

1.足の裏


足の裏が床や地面についている感覚って普段気にしたことありますか?

多分あんまりないですよね。

椅子に座った状態も立ってもでいいので、
床にペタっと足の裏をつけてその感覚を感じてみてください。

ご自宅なら最初は靴下を脱いでもよいです。

最初は片方から意識してみて、
慣れてきたら両足同時に感じてみてください。

慣れてきたら歩きながら意識してみて
右と左に感覚の違いがあるかなどを観察してみても面白いですよ。

2.つま先

椅子から立ってかかとを浮かせてつま先立ちするのも、
ぜひ試してみてください。

慣れない人は上手く立てずいっぱいいっぱいに
なってしまうかもしれませんが、

バランスをとるときの左右の体重のかかり方などに
しっかり集中してみてください。

3.手をにぎる

ゆっくりと10秒以上かけて全力の7、8割くらいまで
ぎゅーっと手をにぎっていき、その感覚に意識を集中してみてください。

いっぱいまで握ったら左右で力加減に差がないかを比べて、
差があるようなら均等になるように合わせます。

できる限り丁寧に行い、精密にチェックするとよいですよ。

あまり力を入れすぎたり、回数をやりすぎると
指の動きがおかしくなったり、ケガをしたりするので
ほどほどにしておいてくださいね。

4.首を左右に倒す

首をゆっくりと左右交互に倒してみます。

そのときの固さや痛み突っ張りなどをじっくりと感じて
左右を比べてみてください。

どっちがどうだから良いとか悪いとかはありません。

ただただ、状態を客観的に観察します。

5.呼吸

できるだけ時間をかけてゆっくりと呼吸をしてみます。

吸ったときにどこがどんなふうに
膨らんだり突っ張ったりするかを見てみましょう。

同じく吐いたときにはどうなるでしょう?

また、どちらかというと前側(胸側)に意識が向きやすいと思いますが、
後側(背中側)の変化にも意識を向けてみましょう。

どれからやってみてもOKです。

特に時間の指定もありません。

気が向いた分だけやればけっこうです。

全部を一度にやる必要もありません。

日替わりで違うところをやったりしてもいいのではないでしょうか。

変に自分の状態を改善しようと思うと、
今度はそれにとらわれてしまうので、
半分遊びだと思ってやるくらいでちょうどいいと思います。

感情を表現してみる

もしも「これってそうなのかな?」という感覚が感じられたりしたら、
そのイメージを具現化してみるのもおすすめです。

また、特定の感情が出てこないことが分かっているなら
想像で「きっとこんなのかな?」というものを表現してみてもよいです。

1.音(声)にしてみる

その感覚を外に出すとするとどんな音(声)になるでしょう?

高い音?、低い音?

はっきりした音?、こもった音?

大きい音?小さい音?

いろんな声を出してみながら中間も含めて
しっくりくるところを探してみてください。

もしかすると大きな叫び声や奇声みたいなものかもしれません。

そんなものだったら枕やクッションに顔を密着させてだせば
近所迷惑にもなりにくいです。

ぴったり来るようなメロディーや歌があれば、それを歌ってみるのもありです。

2.絵・図・イメージにしてみる

チラシの裏なんかでいいので書き出してみるのも◯。

具体的なモノでもいいですが、
大体はなんだかよく分からない抽象画のようなものや
図形みたいなものになるような気がします。

ぐちゃっとしているのか?、トゲトゲしているのか?

色鉛筆などがあれば色をつけてみるのもいいですね。

あと、一旦描き終わったら、それに手触りや匂いがあるとすれば
どんな感じがしそうなのかも想像してみても面白いです。

3.言葉にしてみる

これが一番ハードルが高いです。

というかここが目標のひとつかなとも思います。

ポイントは最初から特定しようと思わないこと。

何か感じられたとしても、それには複数の感情が混じったり
重なったりしていることもあるからです。

ですからまずはざっくりと

「いい感じ(快)」、「イヤな感じ(不快)」かだけを
判断するところからでだいじょうぶです。

そのうえで、感情のリストのようなものから
近いものを選んでみるのもよいでしょう。

また、こういった辞典も参考になるかもしれません。

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でも、もっと助けになるのは小説を読むことかなとも思います。
あくまで私個人の考えですけどね。

小説は登場人物の内面が深く描写されているものが多いです。

それを味わうことで自分の中にも表現のネタが増えていくのですね。

文字を読むのが苦手なら最初はストーリー重視のマンガやラノベからでもOK。

逆に小難しい古典はぶっちゃけ現代人の感覚だと分かりづらかったり
面白くなかったりするものが多いので、最初は避けたほうが無難かと。

(もちろんしっかり読み込めるなら、
今まで残っているだけあって深さはすごいと思うのですが。)

恋愛もの、ミステリー、青春もの…、好きなジャンルや作家で選んで、
最初の数ページ読んで面白くなければ読むのをやめればよいです。

サブスク形式で読み放題のKindle Unlimitedなんかはちょうどいいかもです。

正直、心構え系のビジネス書や自己啓発本、心理ハウツー本は
一時的な気分の良さにはつながりますし、
中には本当に良い本もありますが、
心にとって良い変化の元になる栄養としては
ちょっとどうかなと思ってしまいます。
(あまり言うと怒られそうなのでこのへんにしておきます…。) 

感情が分からない:まとめ

以上、分からなくなった感情を感じられるようにするにはという
テーマでお送りいたしました。

感情は人間にとってなくてはならないものですが、
現代ではちょうど役に立つバランスで
はたらいてくれないことも多いと感じています。

カウンセリングでも感情の解放だったり、
そのさらに下にある感情と対話したりなど、
感情との関わりは切っても切り離せないものです。

場合によっては簡単に具体化せずに
じっくりと味わうなどすることもありますが、

そうだとしても、まずは自分の感情が分かる・気づけることが大事なのですね。

もしも、ふと「これかな?」というものに気づけたら大事にしてあげてくださいね。

では、今回のまとめです。

  • 感情には人間にとって大事な役割がある
  • 感情そのものをコントロールしようとしない
  • 感情と思考は分けることで、感情を特定しやすくなる
  • 感情に気づく力は二次的に現れるものや身体感覚に意識を向けることで養う

以上大変ボリュームのある記事をお読みいただきありがとうございます。

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