おすすめの記事
人と比べてしまう性格をなおしたい。心理的原因や対処法は?

こんにちは。
〈オンラインカウンセリング『なごやか』
心理カウンセラーのイヌカイです。
今回もご相談にお答えしていきます。

よろしくお願いします。
私は昔から友達や同期と比べて、
自分の方が負けていると落ち込んでしまうんです。

なるほど。
例えばどんなことを比べたりしてしまいますか?

結婚する前は、年収とか彼氏がいるかいないかとかが多くて、
結婚してからは旦那さんの仕事や年収とか、
どれくらい豪華な結婚式をしたかとか、子供についてとか…
結婚前より一層ひどくなったような気がします。

そうして比べてしまうことで、
自分が人より劣った人間のように
感じて辛い、という感じでしょうか?

はい。人と自分を比べない"自分は自分"という
タイプの友達がいるのですが、彼女と比べて自分の存在が
恥ずかしく思えてしまいます…
どうしたら人と比べなくなれるでしょうか?

 

ご相談の『人と比べてしまう癖』というのは、
多くの心の不調をお持ちの方に共通する特徴です。

ご相談の内容からすると、今は大きな不調は起こしていない段階のようですが、
そのストレスは確実に心を蝕んでいきます。

 

今回はこうした周りの人とつい自分を比べて落ち込んでしまうことの原因や、
その対処法などについてお話をしていきます。

簡単に先に答えを言ってしまうと、こうした人と比べてしまう心のクセは
元を辿れば、自分は無能だ、優れていなければいけないという
心の奥深くに刷り込まれた思い込みが大元にあって、

対処していくために最初に必要になることの一つは、
「今の自分をあきらめる」ことです。

 

あきらめると聞くと、後ろ向きなことのように思えますし、
逆効果なんじゃないかと思われるかもしれませんが、
そこは詳しくご説明をしていきますので最後までお付き合いいただければ幸いです。

高い理想とのギャップが自分をいじめる。

私も人と比べて落ち込むことがものすごくよくありました。

特に専門学校に通っていた頃や会社員をしていた頃は本当に酷いものでした。

「なんであの人が簡単にできることが自分にはできないんだ。」

「自分より年下なのに自分より優秀な○○さんと比べて、
自分はどれだけ無駄な人生を送ってきたんだろう。」

「□□ができなければ負けてしまう。」

いつもそんなふうに自分を責めて自分をいじめていました。

 

頭ではそんなことをしてもいいことはないとわかっているのに、
ついついやってしまうし、やめることができないんですよね。

そうすると、気持ちも落ち込んでしまうから、
本来できるはずの行動も取れなくなってしまい、
さらに自分が本来できるはずのことも、
成長の機会も逃してしまうという悪循環にはまってしまうんです。

そう、人と比べてしまう性格の方のほとんどに共通しているのは、
自分の思い描く理想がすごく高いことなんですよね。

しかも、客観的に見れば自分の理想が高いことにすら気づいていないんです。

だから、本来自分の持っている優れた部分なども見えなかったり、
低く見積もったりしていたりします。

そして、その発端となっている自分の心の奥深く、
土台の部分に組み込まれてしまった

「私は無能だ、でもなんとか優秀な姿を見せなければ自分には価値がない。」

そんな感じの思い込み、信念は長年にわたってずっと
心の基本のシステムとして動いてきたものだから、

ちょっとやそっとじゃ変わることはないんです。

 

自己啓発本なんかを読んだりして、
「自分にできる事だけに目を向けよう」とかっていう
考え方を取り入れようとしてもすぐに負けちゃうんですよね。

それは心の仕組みからするとしょうがないことなんです。

心は仕組み上安定しようとする(現状維持しようとする)

人間の身体って、基本的に同じ状態を保とうとします。

例えば、病気にでもならない限り、
体温ってだいたい一定の範囲を保っていますよね。

(これは、専門的な言葉で言うと恒常性、ホメオスタシスと言います。)

実は心も同じような仕組みが働きます。

この仕組みこそが『頭ではわかっているけれど変えられない。』原因。

人と自分を比べることがよくないと分かっていても、
気がついたらやっているのは、あなたにとってそれが心を安定させるからです。

ちょっと、「ん?」と思いますよね。

人と比べると気分が落ち込むのに、心が安定するって変じゃないかって。

 

でもでもよく振り返ってみてください、自分が人と比べて落ち込む直前って、
ものすごくざわざわすると言うか、いてもたってもいられないと言うか、
とにかく落ち着かない感じになっていませんか?

で、そのパニックにも近いような状態と比べれば
正直「マシ」になっていませんか?

もちろん、すっきりした状態にまではならないし、
どんよりした感じにはなると思いますが、
それでも、落ち着かないようなどうしようもないような感じよりは
マシな状態になっているはずです。

 

なんで、そんな一見すると非合理的なことをしているかと言うと、
あなたにとって昔からやっているその方法が使い慣れてしまって
習慣になってしまっているからなんです。

でも、これを続けても状況は変わらないか、
もしくはより悪化していくということはなんとなくわかりますよね。

人間関係を上下でとらえていませんか?

人と比べて落ち込むことに悩んでいて、
それに集中していると忘れがちですが、

自分を人と比べて下に見ているのと同じくらい、
人を見下して自分の方が上だと見ていたりしないでしょうか?

 

たとえば、独身の同僚と話していて、
「結婚生活も大変だよー。」などと言いながらも
「この子はかわいそうだな。」なんて内心思っていたりしませんか?

当然、自分の方が上だと思えた時の方が、心を安定させる力は強いです、
快感すら感じると思います。

ですが、『人と比べて自分の心を安定させる。」という行為は
人より自分を下に見ようが上に見ようが、それは元をたどれば同じ心のパターン。

『人間関係を上下でとらえる』といういつものプログラムで
動いているっていうことです。

 

そう考えると、この心の習慣が健康的ではないということは
よく分かっていただけるんじゃないでしょうか。

でも、それが分かっただけでは、
「自分は勝つことしか考えていない、プライドだけは高い最低な人間だ。」
感じてしまって余計落ち込むだけですよね。

 

そして、やめたほうがいいことはわかっても、またやめられない… 。

やめようと思っただけでは変えられない、
この心の癖を乗り越えていくための最初のステップは

『“今”の自分をあきらめること』です

“今”の自分をあきらめるってどういうこと?

よくこういった話をすると勘違いされるのですが、
あきらめるのはあくまでも『今の』自分であって、
未来の自分ではないということです。

また、『あきらめる』という言葉は、
元々『明らかにする』という意味だったという説があります。

あきらめるというのは、 自分の価値を否定するということではなく、
今現状の自分を正確に見るということ。

そして、結果的に今の自分の状態を受け入れるということです。

 

とはいえ、それもやっぱりそう簡単にはいかないもの。

自分を受け入れを認めようと思っても、
思うだけでは変わらないし、何から手をつけたらいいかわからないのは
しょうがないと思います。

なので、ここで最初の一歩としてできる方法をご紹介したいと思います。

(ふと比べてしまってちょっと嫌な気分になり始めた程度の時ににやりましょう、
どん底に落ち込んでいる時は逆効果になることもあるので気をつけてください。)

それは、まず自分が何かの要素で勝っていると思う人より自分を一旦下に置いて
その人が自分より優れている部分をたくさん見つけて、それに感心してみるのです。

 

たとえば、「この人は独身だからかわいそうと思ってたけど、
自分よりも手際よく仕事をこなすし、
お客さんとのコミュニケーション上手だな。すごいな~。」という感じで。

慣れてきたら、身近な人じゃなくても通勤中に見た人や
テレビに出てきたような人に対しても、
想像でいいので優れているところ探してみるといいですよ。

 

これを続けることで、いろんな人や物事を受け入れられる力が鍛えられて、
いずれ自分自身をも受け入れられるようにしていく力が身についてきます。

注意するのはあくまでもその人単体で優れていることにフォーカスする事。
自分と比べてすごいなあだと余計に病んでしまいますから。

 

つい、自分自身のいいところやできることから
見つけようとしてしまいがちなんですが、

それをすると結局いつもの癖で、気が付くといいところ=人より優れているところ、
となってしまったり、この程度では大したことないと考えてしまうので
逆に遠回りなんですね。

 

これだけですべてが解決するとまでは言いませんが、

「あー、今の自分ってこんなもんか。」

肩の力が抜けるような感じになれれば
そこからはすごく楽になっていけますよ。 

心のパターンを変えていくのには時間がかかりますが… 

今回『今の自分をあきらめる。』ことへの最初の一歩となる
アイデアをご紹介いたしましたが、

それでもやっぱり長年積み上げてきた心のパターンは強いです。

なかなか自分の現状を受容するというのは大変なことです。

 

一度取り組んでみてもうまくいかず続かないというのも、
心の恒常性から考えればやむを得ない部分があります。

ただ、心というものは日々ちょっとずつ変化を感じることはあまりなく、
あるとき突然大きなブレークスルーが起こったり、

ふと気が付くと問題が起こらなくなっていたりということの方がはるかに多いです。

 

だから取り組みを継続していくということがすごく大事なことなんです。

ひどい落ち込みや無気力感などを抱えてカウンセリングを
受けに来られるクライアントさんの中にも、
今回のご相談のように人と自分を比べて落ち込むことが
習慣になってしまっているような方は多くいらっしゃいます。

状態が重いとご紹介したような方法も自分一人ではやりづらく
なかなか進まないということも多々ありますので、

そうした方には、安心感をもってもらえるよう寄り添いつつ、
自分自身に対する言葉のかけ方、
体と心のつながりを使って自分の核を強くする方法などをお伝えすることで、

心の自然治癒力を自分の力で高められるようなカウンセリングを提供しております。

もしも、ご興味がありましたらお得な情報などもお届けしている
メールマガジンにまずはご登録されることをおすすめいたします。

自分自身もうつを乗り越え、心の不調に苦しむ人に向き合い続けるイヌカイが、
心の仕組みをふまえた「なるほど!」と心が軽くなるお話をお伝えいたします。
メルマガ会員様だけのお得な情報のご案内などもいち早くさせていただきます。
お名前とメールアドレスだけでカンタンに登録できます。

*お名前

 
*メールアドレス
 

(購読の解除はメールのリンクをクリックするだけでいつでも可能です。)

自分が嫌いで許せないあなたのための『自己肯定感』の真実

『自己肯定感』を高くしたいと思ったら
最初に知っておきたいことがあります!

「自分の心の悩みにはどうも自己肯定感が
低いことが関係してそう…」

そんなふうに思いつつも、何から手をつけたらいいのか分からない…

本を買ってみたけど、どうもピンとこない…

そんなふうに困っているあなたに
「自己肯定感を高めるために知っておきたい大切なこと。」を
ギュッと凝縮したE-book(PDF小冊子)をプレゼントします。

ぜひお気軽にダウンロードしてくださいませ。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事