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エゴグラム性格診断の結果を最高に活かすどこにも書いてない方法

こんにちは。
〈オンラインカウンセリング『なごやか』
心理カウンセラーのイヌカイです。
今回もご相談にお答えしていきます。

エゴグラムってご存知ですか?
交流分析という心理学の流派で使われる性格診断ツールのことです。

カウンセリングで活用しているカウンセラーも多くいるようです。

会社の研修などでも使われることもあります。

ですが!
歴史があり信頼性は高い一方で、考えればすぐに分かる問題点に
言及している書籍やサイトも目にしたことがないんですよね…

今回は

  • エゴグラムのカンタンな説明
  • エゴグラムの見直し
  • エゴグラムの本当の活

といった内容でエゴグラムにあらためてツッコミを入れつつ、
だれも気づいていない真価を掘り起こす活用方法についてお話していきます!

エゴグラムってなんだ?

くわしく書いてあるサイトや本は、山のようにあると思いますが
カンタンに内容を説明しておきます。

エゴグラムは20世紀半ばにエリック・バーンという人のつくった、
『交流分析』という心理学の理論をもとに作られた性格診断ツールです。

質問に答えることで点数をつけ、項目ごとの点数の多い少ないと
それぞれの関係を見て性格の傾向を割り出します。

性格は大きく3つで構成されていると考えます。

P(Parent:親の自我状態)
自分の父親、母親、あるいはその他の自分を育ててくれた人たちの、
考えや行動や感じ方を取り入れた部分
A(Adult:大人の自我状態)
私たちの人格のなかで、ものごとを自分で冷静に判断して行動する、
いわばコンピュータのような動きをする部分
C(Child:子どもの自我状態)
自分の幼い頃にしたのと同じように、いまここで行動したり考えたり
感じたりしている部分。

新しい交流分析の実際 著:杉田峰康 創元社 より

また、P(親)は

CP:Critical Parent-批判的な親

NP:Nurturing Parent-保護的な親

このふたつに分けられ

C(子ども)は

FC:Free Child-自由な子ども

AC:Adapted Child-順応する子ども

のふたつに分けられます。

(流派によってACをさらにRC:Rebellious Child-反抗的な子どもと
分けることもあります)

この2つのP、1つのA、2つのCの点数が質問に答えることで
算出されて、その大小でどれが強くどれが弱いのかを分析します。

もしも、まだやったことがないよということでしたら
一度体験してみると面白いですよ。

ググればいくつか出てきますが、とりあえずこのあたりで
よいでしょう。

エゴグラムによる性格診断
(外部リンク)

あと、出た結果の○○型とかは気にしなくてOKです。

エゴグラム性格診断の落とし穴

いかがでしたでしょうか?

今やってみたわけでなくても、前にやったことがある方は
やったときのことを思い出してみてください。

質問によって、かなり迷うものってありませんでしたか?

「仕事のときは“はい”だけど、友だちといるときは“いいえ”だなぁ」

「もともと子どものときは“いいえ”だったけど、
今はどっちかというと“はい”だなぁ」

こんな迷いって出てきませんでした?

なんとか“本当に自分らしい”のはどっちだろうとかって、
考えたりしませんでしたか?

まさにこれがエゴグラムの落とし穴であり、
世の中でもあまり触れられていないところです。

結論から言います。

その人の性格は場面ごとに変わります。

より正確に言うなら、心の中の使う部分が変わる
と言ったところですかね。

だから仕事の時、家にいる時、友だちと遊んでいる時など、
どの場面での自分を想定するかによって点数は変動します。

小さい頃からずっと持ち続けている部分とかが、
本当の自分らしさのように感じるかもしれないですけど、
大人になっていくにつれて身につけていった部分だって
決してムダやウソではないんです。

その時その時あなたが生き抜くために選択したことです。

それもそれで大事な部分。

ただしそのために抑えつけてしまった心の部分があったりすると、
ストレスや心の不調のもとになるのでそこは注意ですね。

ただ、いずれにしても自分の心の中に優劣はないですし、
いらない部分もないです。

ただ、使いこなせているかどうかだけなんですね。

どの場面でもわりと共通してあらわれる性格はあったりしますが、
“本当の自分らしさ”ってありそうでないんです。

これをふまえずに迷ったままテストをすると、
結局中途半端な結果しか出ないというわけです。

エゴグラムの本当の姿

エゴグラムについて注意することはもうひとつあります。

それは単純にシンプルすぎるということです。

人間の心は生まれてから見て聞いた感じたもの、
特に出会った人間の情報が細胞のように集まってできています。

だからP(親の部分)と言っても、それがだれを取り入れた情報から
できているのかは人によってまったく違いますし、
当然性質も微妙に違ってくるでしょうね。

また、一概に親だとか子どもだとかって
明確に分けられない部分だってあるはずです。

だから、あくまでも正しい性格が現れるというよりも、
分かりやすい目安が現れると思っていたほうがいいです。

また、エゴグラムの図は一般的にこんなふうに描かれます。

しかし、心の構造をふまえると、
実はこっち↓のほうがより正確です。

A(冷静・知性的な大人の部分)はPやCとはちょっと性質が違います。

特定の性格・人格というよりも、P(親)の部分やC(子ども)の部分を
受け入れて取り込んでコントロールできている状態を表している
といったところでしょうか。

この図ではPもCも冷静で知性的なAの中に入っています。

だからどちらも暴走せずにコントロールできる状態になっています。

ところが実際には、完全にPやCがAの中に入りきっていることは
あまりなくて、100%コントロールできる人ってなかなかいません。

コントロールできていない部分は、勝手に発動して自分を責めだしたり、
冷静な自分ならしないような行動に駆り立てたりする、
といった心の不具合を起こしたりするんですね。

Pー親をコピーした部分

Cー子どもの頃の自分

というふうにみても、たいてい大きくは外れないので、
今の自分からそれらをどう見ているかをあらためて考えてみると
良いと思いますよ。

そのためにも役に立つ、他のどこにも書いていない
エゴグラムのより進んだ活用法を次の節でお伝えします。

エゴグラム性格診断を最高に活かす方法

先にお伝えしたとおり、エゴグラムって場面によって
結果が変わるものなんです。

だからまずは自分が長い時間を過ごす場面
3つくらいで、点数をつけることがスタートになります。

1,3つの場面それぞれでテストをする

まずは3つくらいの場面を選びましょう。

自分が過ごす時間が長い順に3つとかでよいと思います。

たとえば

・仕事のとき

・友だちと遊んでいるとき

・家でリラックスしているとき

こんな感じの場面、シチュエーションのときの
自分になってテストをやってみましょう。

2,点数の高低を見比べて分析する

それぞれの場面での点数は出ましたか?

グラフによる○○型とかはあまり気にしなくていいです。

どこが高くてどこが低いかを比べてみると、
けっこう差があると思います。

では、それぞれ見比べてみましょう。

たとえば、
「仕事のときにはCPが高いなあ。人にも自分にもちょっと
厳しすぎるところがあるかも…」

「逆に友だちといるときはFCが高いなあ、
ちょっと振り回してしまってるときがあるかも…」

こんなふうに、それぞれの場面で

CP(ルール大事でキビシイ感じ)

NP(やさしくたおおらかな感じ)

FC(自由で元気な感じ)

AC(従順でいい子ちゃんな感じ)

どの特徴が出ていて、それで得していること、
損していることを考えてみましょう。

あと、A(冷静&知的な感じ)が高いのはあまり気にしなくてOK。
おそらくその時に合わせてきびしくしたり、
あえて従ったりというのを一定以上のレベルで
コントロールできると思います。

ただ、PもCも一見表に出ていないと、ちょっと冷たく見える
というのだけ頭の片隅においておいたほうがいいかも。

逆にAがあまりに低いときは要注意です。

たとえば、ホントは厳しくしないほうがいいのは頭では分かっているのに、
ついつい厳しくしてしまうとか、厳しくしないと気がすまないとか、
コントロールが失われている可能性があります。

そのときは、点数の高いところ、
たとえばCPだったらそのもとになったであろう、
親との関係や親に対するイメージを見直してみることが重要になってきます。

3,別場面の自分を取り入れてみる

たとえば仕事のときの自分は、AC(従順な子ども)の
点数が高くて自分の意見を言わずに抑えてしまうことが多い…

でも、友だちと過ごすときはFC(自由な子ども)の
点数が高くてけっこう言いたいことを言える!
(逆に好き勝手言い過ぎなくらい)

そんなギャップがあるのなら、仕事の場面で
友だちと過ごしているときの自分を出すイメージをする
トレーニングを何回かしてみましょう。

そのときのコツは出す割合を何段階かに分けて、
イメージをしてみることです。

まずは大げさに100%で出してみたらどうなるでしょう?

「さすがにタメ口だし仕事づきあいの相手には失礼すぎるかな…?」

ならば逆に10%なら?

「ちょっとまだ控えめ過ぎて意味ないかな?」

じゃあ、30%くらいなら?

こんなふうに両極端から始めて、ちょうどいいとこを探ってみるといいです。

理想はどんな自分も場面によってストレスなく演じられる感じ。

演じるといっても、自分の中の情報を使いこなしているというイメージです。

もちろん、その境地にいたるのはだいぶハードル高いです。

でも、ちょっとずつうまくいく場面が増えたら楽しくなりますよね。

手前味噌で恐縮ですが、当方のカウンセリングやコーチングでは
空間を活用したりして、よりこの方法の効果を高めるワークも提供しています。

いろいろな自分を認めると豊かになる

自分の中にはいろいろな部分があって、場面によって組み合わせも
いろいろ変わるけれど、どれもが『自分』であって
それぞれに意味も価値もある。

一見ダメに思える自分もそうすることで得られたメリットが必ずあります。

そのどれもを認めて受け入れること。

もちろん、そう思おうとしても言葉にならない抵抗感が
わいてくることもあると思います。

それでも、その事実を知って頭の片隅に置いておくことは、
心をより豊かに使いこなすためのスタートになります。

あなたが心の力をより使いこなして、より楽しい人生を送れるように
なることを応援しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

(余談ですが、当方のカウンセリング・コーチングで
時間内にこういう心理テストをやっていただくことはまずありません。
今どきネットで無料でできるようなことに、せっかくお金をお支払いいただいた
クライアント様の貴重な時間を使っていただくのは失礼だと考えるのと、
この記事に書いたとおり、一回ではその人の一側面しか分からないからです。
それよりも対話による理解を大事にしています。)

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