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他人との比較は良くないと分かっててもやめられない3つの理由と改善法

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

「あの人は同期なのにあんなに仕事できる。なのに自分はぜんぜんできない…」

「SNS見てるとみんな楽しそうだな…自分は大した趣味もなくて
友達も少ないからひどい人生送ってるな…」

そんなふうについつい他人との比較をして落ち込んでしまうことってありますよね。

多かれ少なかれほとんどの人がきっとあると思います。

「比較することに意味なんかない」

「自分のことに目を向ければいい」

そんな言われなくても当然のことは頭では分かっているものの、
気がつくとやっぱり自動的にだれかとの比較が始まって落ち込んでたりする。

やめようと思ってやめられないから困ってしまうんですよね。

「今持っているものに目を向けよう」

「そのギャップがあるから成長意欲になるんだ」

なんていうアドバイスも、聞いた直後にはなるほどと思ってホッとするものの
そうカンタンに長年のクセは修正ができないと、だんだんあきらめモードになってきたり…

今回はこの『比較グセ』について
心の中で何が起こってるのか明らかにしつつ、
1,分析・観察→2,心の中の声に言い返す→3,理解するという
3つのステップを解説していきます。

目次

分かっていても比較してしまう

実は私自身も『比較グセ』が激しくていつも落ち込んでいる人間でした。

若い頃は音楽の勉強をしていましたが、若くして才能にあふれる人が
まわりにはいくらでもいるわけです。

会社に就職したらしたで、年の近い同僚や後輩ができて、
自分にはできないことを成し遂げている姿をしたり、
評価されているのを知るたびに自己嫌悪で気が狂いそうでした…

自己啓発本やWebサイトなどには

「比べるべきは他人ではない過去の自分である。」とか
書いてあるわけなんですが、そう考えようとしてもやっぱり

「○○さんはあれだけできるのに自分は本当にダメだ」って、
どうしても考えずにはいられなくなってしまうんですよね。

いろんな人が語る『考え方や捉え方を変えよう』
というアドバイスそのものはそうできれば間違いなく有益だし

本来、他人と比較することそのものは悪いことだけではないはず。

現実的な問題となるのは、他人と比較してしまったときに
それに紐づいてしまっている劣等感や自分を責めること。
そして、それによって視野が狭くなってしまうことなのです。

なぜ他人と比較することがやめられないの?

他人と比較するのがやめられない理由は、
考えてみると大きく3つほどあるように思います。

しかもどれかに当てはまるかというよりも、
それぞれが連動しているパターンも多いです。

全てがこの理由から来ているとは言い切れませんが、
当てはまる人は多いはずです。

理由1:かなり昔にすりこまれたり長年続けて癖になっている

子どものころから親や先生に、
「あの子はあれだけできるのにお前はなんでできないんだ!」と
友だちや同級生と比べられて育ったりすると、
自分の心の中の『親』や『先生』の情報(記憶)が
今になっても変わらず自分を責め続けたりします。
(特に『親』の情報は大きいので影響もかなり大きいです。)

『親』だとか『先生』だとかが
自分のことを責めていると分かっていないことも多いです。

無意識的・自動的になかばクセのように、
引き金になるできごとがあったりすると発動してしまうんですね。

余談ですが、私は母親からかなりこれをされたので、
今でも「他人と比較する」クセが発動してしまうことってけっこうあります。

「他人との比較グセ」って実は子どものころから普通に発動してて、
当然それもかなりきついんですが、仕事の評価が報酬に反映されて
それが生活や社会的地位に直結する社会人になってからは、
もっときつくなってくるんですよね。

ついつい他人と比較してしまって、つらい気分に落ちてしまったら、
比較してしまうことを強引に止めようと必死にならなくてもいいので、

そのかわりに

「認めてもらえないことはつらいよね。」

「がんばってることを私はちゃんと知ってるよ。」

といったような言葉を、
自分が認められないことに傷ついている自分の心の中の部分に、
(子どものころの自分をイメージするとしっくりくることが多いです。)
かけてあげてください。

自分の胸にじ~んとくるような言葉を探してみるといいですよ。

理由2:人と比べることでなにかいいことがあった(ある)

人と比べることが悪いことしか無いのなら、
そんなことをする必要は本来ないわけです。

人間は快を求め不快を避ける生き物ですから。

ということは、人と自分を比較することで
なにかいいことがあった(そして今でもあるときがある)はずなんですね。

上記の理由1とからんでいる場合もよくありますが、
たとえば親や先生が他人と比べるような評価をしていて、
他人よりいい結果を出したらほめられていたとかです。

そして、その経験から自分と他人を比べて、
勝っていると思えるといい気分になったりしていると、
それが習慣化されているかもしれません。

他人のほうが上だと思ってへこんでいるときのことは
記憶に残りやすいんですが、自分のほうが上だと思って
いい気分になったときのことは案外忘れてしまうんですね。

少し振り返ってみてもいいかもしれません。

一見よくないと思われる心のクセなどは、
今回のテーマに限らずそれをすることで得られる
良いこと・メリットが多かれ少なかれ必ずあります。

(専門的な言葉だと『肯定的意図』と言います。)

また、決して他人と比較すること=悪ではないです。

上記のような個人的なメリットだけでなく、
あいまいなものを明確にするというだれにも共通する利点もあります。

これによって、目標をはっきりさせることは、
ゴールを定めてそこに向かう努力をするためにはとても有用なことです。

実は問題を起こしているのは『他人と自分との比較』と
セットになっている『考え方・とらえ方』であり、
次の理由3で言及する『感情・感覚』なのですね。

理由3: 感情や感覚がセットになっている

この理由に関しては単独で発生することはまずないです。

理由1と2の結果がこれに結びつくと考えると分かりやすいかも。

理由1のように、イヤな感情・感覚であっても

理由2のように心地良い感情・感覚であっても

必ずそれを感じた出来事や、その時考えたり認知したこととセットになっています。

だから、「人と比べても何も良いことがないからやめたほうがいい」という
『考え方』だけ単独で変えることはムリがあります。

日頃から意識して『考え方』を変えるようにコツコツ努力していけば、
変わるかもと思われるかもしれませんが、非常に長い時間がかかることは
覚悟したほうがいいです。

でも矯正されるまで長い間苦しみ続けるような方法は
私個人そしてオススメしたくないです。

だいたい途中で「やっぱりダメだ」ってあきらめてしまいがちですし、
そしたらまた自分を責めてしまうし、「考え方は変えられない」っていう
思い込みを強化することにもなってしまいます。

もしも前に「他人との比較なんてなにもないことないよ」なんて
だれかに言われたり本を読んだりしてから、
『考え方が変わるまでがんばろう』って意識してきたのに、

やっぱり改善してないと感じると落ち込んじゃいますよね。
でも、そんなことは気にしなくてもだいじょうぶですよ。

治るまで『考え方』を矯正し続けるなんて、
そんな非合理的な根性論みたいな方法がうまくできなかったからって、
あなたの精神力が低いとかメンタルが弱いなんてことはまったくないですから。

自分と他人を比較するクセを弱めていく3ステップ

ここからは、他人との比較による落ち込みや自己嫌悪を
できるだけ短期間で弱めていくための3つのステップをお伝えしますね。

ステップ1:分析して観察する

まずは前節の3つの理由を自分自身にあてはめて
分析してみることから始めていきましょう。

「自分は子どものころにだれかと比べられてつらい思いしたことはあったかな?」

「自分は他人と比べることでいったい何を手に入れているんだろう?」

そんなふうに自問自答してみます。

紙に書きだして客観的に観察できる状態にするとものすごく効果的です。

その際には

  • 出来事(状況)
  • 考えたことやどうとらえたか
  • 感情・感覚(ひと言や擬音で)

これに分けて書くのがコツです。

ステップ2:自分の心の中の比較する声に言い返す

他人と比較して自分を責めたり、自分をおとしめたりする
自分の心の中の声ってありますよね。

その声に言い返してやりましょう。

コツは子どものケンカのような屁理屈や売り言葉に買い言葉で
ヤケクソかつ強く言ってやることです。

「そんなこと言われたって人間には向き不向きがあるもん!」

「そんなの1年経ったらどうなってるか分からないじゃん!」

こんな感じで比較してくる心の声が
弱まっていくまでひたすらたくさん言い返してしまいましょう。

理屈で論破できるならそれもいいし、からかうようにバカにしてもOK。

こうすることで弱ってしまった心の中の比較されている自分に
(子どもの頃の自分であることが多いです。)
力をつけてあげるんですね。

これだけでも「比較されても平気」という
気持ちが芽生えてきて大幅に改善されることもあります。

ステップ3:比較する側を理解する

自分を比較するクセを植え付けた人、
たとえば親や先生が思い浮かぶようなら
その人がなぜ比較するような関わり方をしてきたのか考えてみます。

このときにその人を許さなくちゃとか、
受け入れなくちゃとかは置いておいてください。

ただただ、その人にとって比較をすることでどんな良いことがあって、
逆にそれをすることで何か損をしたことはないか

この2つをそれぞれ書き出してみましょう。

多分3つくらいはすぐに出るはずです。

でもがんばってさらに10個ぐらいを考えて書き出してみると、
かなりその人の理解ができます。

本当に感覚的にじわーっと感情も含めて納得するような
感じがしたら相当いい状態になってますよ。

比較することすら力にできたら強い

『他人と自分を比較すること』って「何もいいことはない」と
全否定的な文脈で語られることがほとんどです。

だけど、他人と自分の比較から自分の可能性や潜在能力が
客観的に見えるようになれば、それはとても素晴らしいことだと思いませんか?

それはかなり究極的な状態ではあるけれど、
それでも他人と自分の比較から生まれるのは、
自分を責めたりおとしめたりすることだけじゃないって
知ってもらえたならそれだけでも価値があります。

比較してしまったことそのものに自己嫌悪してしまうようになれば
それは負のスパイラルでありよりきつい状態だから。

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