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疑うことはネガティブなこと?素直なことや信じることどっちが大事?

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こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。

インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。

前回の記事で素直であることと疑うことは両立する。

その矢印を向けるところをごっちゃにしないこと。

こんなことをお伝えさせたいただきました。

ちょっとおさらいすると、相手の意見や話と
相手の人格や存在そのものは別なもの。

疑問を向けてもいいのは意見や話。

素直に受け入れるのは相手の存在そのもの。

ただし、やってみないと分からないアドバイスなどは、
素直に受けいれてやってみる価値はある。

そんなお話でした。

実は書いているうちに想定外に文章がふくらんでしまったので、
疑問をもつことそのもののお話が片手落ちになってしまいました。

ということで、今回は「疑うこと」「疑問をもつこと」
これについてくわしく掘り下げてお話していきます。

目次

素直なだけでやっていける?

前回の記事の最後で、素直であることの利点として、

  • 相手との関係性を良好にできる
  • 行動とトライ&エラーの機会を得られる

という内容をお伝えしました。

そこで一つ気になることが。

なんでもかんでもだれかの言うことを
片っぱしから素直に聞いていて問題はないのか?

ということ。

問題ないわけないでしょ( ゚д゚ )クワッ!!

「お兄さんお兄さん、3日でお金が確実に
100倍になる投資があるんだけどどう?」

みたいな話を

いちいち素直に受けとって実際に行動に移していたら
どう考えてもヤバい(笑)

「そんなあからさまに怪しいのにだれもだまされんわ!」

って思ったそこのあなた。

実際の詐欺はもっと巧妙ですし、詐欺話じゃなくたって
真実っぽい話を日常的に信じて細かい損を
重ねてることっていくらでもありますよ!

それに正しく疑う力がないと、
最終的に本物の詐欺師にだまされないとも限りません。

その「疑う力」

一般的にはクリティカルシンキングと言います。

これに関しては当サイトでも紹介しているとてもよい本があります。

投稿が見つかりません。

「本当にそうなのか?」

「情報元は信用できるのか?」

「他のパターンにも当てはまるのか?」

といった考え方の方法についてとても分かりやすく解説しています。

くわしくは、ぜひこの本を手に入れていただいて勉強されることをおすすめします。

当記事の続きでは疑うことと心との関係についてさらに話を深めていきます。

感情的と論理的

ここまでで,相手の人格・人間性・存在そのものと、
相手の意見や考えや主張を分けてとらえていきましょうと
くどくて申し訳ないほどお話しました。

そして、さらにくどくて申し訳ないのですが、
これを別角度からとらえてみます。

先に結論からいくと、感情的にとらえているのか、
論理的にとらえているのかを見分けましょうというお話です。

まず、相手の人格や人間性を受けいれようとすると、
最後の最後は結局言葉にならない、感情とか意味づけのような部分の
親しみ感や受容感がわかなければむずかしいのではないでしょうか。

「この人を●●という理由で好きにならなければ」

といった感じの理屈(論理)を説かれても

「まあ、頭では分かるんだけどさ…」

ってなってしまいますよね。

逆に相手の意見や考えをはっきりと言葉にはならないんだけど

「(理屈はよく分からないけど)なんかいいこと言ってそう!とりあえず好き!」

という判断の仕方をしていると、いずれ痛い目に会うかも…

となるわけです。

(ちなみにこんな判断を

「私は直感で判断してる!」

「直感はいつも正しい!」

と思いがちですが、これは客観的な“正誤”や“合理性”などを
直感で判断しているのでなく、ただの主観的な“好き嫌い”を
直感で判断してるだけです。

鋭い方はお気づきでしょうが、

相手の人格に対して論理で

相手の意見に対して感情で

と、それぞれ逆のものでアプローチをしがちなのです。

そうすると答えは明確です。

相手の人格や存在そのものには

「○○という理由で好きにならないと」

みたいなものは置いておいて、ただただ調和して受けいれる感覚で

(調和する感覚をもつために、相手を理解する段階で論理的な
要素が必要になることはあります。)

相手の意見や考えについては

「なんか好き」とか

「受けいれておかないとなんか不安」

といったものは置いておいて、できるかぎり論理的に考える
というのがポイントです。

人間は信じたいものを信じる

確証バイアス”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

カンタンに言うと人間は自分が信じたい理論や理屈を
支持する内容はどんどん集めるけれど、
それを反証したり批判したりする内容は集めないという心理的傾向のことです。

たとえば

「ネッシーは実在する!」って信じたいとすれば

ネッシーが実際に写ったとされる写真のデータばっかり探したり、
目撃証言ばかりを集めて、

写真がねつ造だったという話や目撃証言はでっち上げだった、
というような話は無視するか受け入れないか、
下手すると目に入っていても気づかないくらいの状態になります。

これは原理から説明すると

自分の信じる理論を崩すのではないかという情報を目の当たりにする。

心のエネルギー状態が高く不安定になりイヤな気分を感じる。

それを安定させるために信じる理論に沿う情報を集める。

というメカニズムがはたらいています。

(このメカニズムをくわしく知りたい方はここからの一連の記事にてご説明しております。)

信じたいという思いを見つめる

この確証バイアスってだれにでもあります。

どんなに賢い人でも気をつけていないと、すぐにうっかりと罠にはまります。

もちろん私にもバリバリありますので、
自戒をこめながらこの記事を書いています。

だからできるだけ一つの理論や情報に対しては、
いろいろな視点の意見を探したり、
考えたりするように心がけることが大切です。

それに加えてその情報や理論を、なぜ自分は信じたいのかを
じっくりと考えることをおすすめします。

たとえば、心霊現象や一見科学的に見えるけど、
めちゃくちゃな理論とかを信じるのが好きな人ってたくさんいます。

それらが実際に正しいのかや、信じることが結果的にいいのかどうかは
この場では議論しませんが、

こういう類のお話を信じてしまう人たちは、
面白いことにそれが心霊でも宇宙人でも、
怪しい科学でも陰謀論でも全てのジャンルを
信じ込んでしまう傾向があるように思います。

奇妙なことに、心霊現象は信じるけど怪しい科学は信じない
という人はあまりいません。

両方信じちゃうんです。

でも、一般の自然科学や多数派の考えはかたくなに拒否・批判します。

要は常識とか多数派からはずれているかどうかが
信じる基準になっているのです。

でもそれを自分自身では気づいていません。

こういうタイプの人が全てこれに当てはまるとは断言しませんが、

恐らくはなんらかの劣等感やトラウマがあり、

「自分はその辺の一般人が知らないことを知っているすごい人間なんだぞ」みたいな

『特別な自分」でいたいという思い』が根っこにある考えています。

だからこそ、何かを信じている信じていたいという思いは、
しっかりと見つめるとより自己理解につながります。

そのかわり自分のアイデンティティにも関わるところなので
めっちゃきついですけどね(笑)

まずはムリせずほどほどにいきましょう(^-^)

やっぱりどっちも大事

変なことにだまされてつまらない損をしないために

意見や考え方、理論などを“論理的に”疑うこと

これは大事なこと。

相手との関係を大事にするため、自分の行動力を高めるために

相手の人格や人間性、存在を“感情的に”受け入れること

これも大事なこと。

この両方を適切に使い分けて使いこなせること。

使いこなすために抵抗が起こらないように心を育てること。

結局これが一番大事になります。

これはすごく伝えたかったことです。

ハードルはけっこう高いですが私も精進していきます┗|l`・ω・´l|┛

最後までお読みいただきありがとうございます。

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