こんにちは。
【オンライン心理カウンセリングなごやか】
心理カウンセラーのイヌカイです。
インターネット上のたくさんの情報の中から
この記事を選んでいただいてありがとうございます。
「最近心から笑ってないなあ…」
「自分がなにをしたいのか分からない…」と、
自分の一度しかない人生がつまらなく感じてしまうことって
すごく恐怖や不安もわくし、ついイライラしてしまい、
自己嫌悪におちいってしまうことすらありますよね。
職場と家の往復で毎日が終わってしまう。
どうも今の仕事で充実感を感じることもない。
趣味がまったくないわけではないもののいまいち満たされない。
子どものころや学生のころは未来への希望があって、
今この瞬間が楽しかったのに…。
一流のスポーツ選手とかアーティストとか、
あるいは成功した経営者とか
そういう人の人生は小さい頃からずっとすごいことで
あふれているように思える。
毎日楽しそうに過ごしている友だちや同僚にも
昔の話をちょっと聞いてみるとやっぱりちょっとすごい。
「それに比べて自分の人生って、
なんてしょぼいんだろう(´;ω;`)」
情けなくもなるし、劣等感まで感じてしまったりして本当につらいですよね。
こういう一見なんともしようがなさそうな悩みって私もありました。
特に会社員時代に同じ会社の中でも外でも、
同世代は活躍していく中で自分だけ停滞している気がしてしまい、
毎日鬱屈していました。
意外と不器用で、できることが限られてるって思っている人よりも、
逆に器用貧乏でなんでもそこそこにできてしまうけど、
なにか一つが抜けきらないという方に多いお悩みの気がしますね。
人生がつまらなく感じてしまうことから抜け出したいと思った時、
一番最初にやるべきことは『自分をよく知ること』です。
人間は思っている以上に自分のことをよく知りません。
今回の記事では自分を知るために一番有効な方法とともに、
自己分析ツールに関する注意などをお話していきます。
「つまらない」という“考え方”はなかなか変わらない
よくこういう悩みに対しては
「つまらないと思うからつまらないのだ。
物事の見方を変えなさい、人と比べるのをやめなさい。」
などとお説教されたりしますが
「今日から変えます!」
「今日から比べるのやめます!」
ってすぐできるんだったらだれも苦労しませんよね。
悩んでたときの自分なら激怒です(笑)
また、「誰だって楽しいときばかりじゃない。
たいがいの人の人生は平凡で淡々としているのだから、
それを楽しめるようにしなさい」
そんなふうに言われることもあります。
いや、自分の場合は割り切ってそうしてますみたいなのはいらんから、
誰にでもそれなりに通用する具体的な方法を教えろよ!って言いたいです。
こういう悩みがあるときって、
せっかく心には今まで生きてきて積み重ねた膨大なデータがあるのに
“今現在の普段の自分”が自分はこういうものって決めつけている
思い込みのせいで使える(使う)データを限定して
しまっているような状態なのですね。
そこまでの状態だと、以下の記事でご紹介したようなリストを描くような方法は
むずかしいかもしれません。
分かっているようで分かっていない自分のこと
昔のドラマとかで重病で死にかけのじいさんが気を使われたときに
「自分の身体のことは自分が一番よく分かっとるんじゃ!」
ってキレるシーンがよくありましたが
(最近はないのでしょうかね?)
自分自身の性格や能力や感情の動きつまり心のことに関しても
同じように思っていないでしょうか?
(正直身体に関しても分かっていない部分は多いと思いますが…)
ジョハリの窓という有名な理論からも分かる通り
自分では分からない部分って自分=心の中には絶対にあります。
もっと言えば、
自分で分かろうと思えば分かる部分ですら、
実は分かっていないことだってめっちゃたくさんあります。
そんなことを言われるとまた凹むかもしれませんが、
逆にいえばポテンシャルがめちゃくちゃあるということです。
「私、特に夢とか楽しいこととかないです…」
って言ってる人に限って
ものすごく素敵な夢や楽しめることを内に秘めていた、
なんてことはよくある話です。
心理テストや占いには気をつけましょう。
こんな凹み方をしているときに、自分の本質を知りたいと思って、
誕生日などから導き出す占いや明らかに質問が抽象的すぎる心理テスト
最近流行りのものだと脳科学をうたった性格診断などに頼ってしまいがちです。
このあたりのツールって、お手軽ですが100%信用できるような
根拠があるものはほとんどありません。
占い(命術)は統計学だからとそれっぽいことを言う人もいますが、
そもそも見る角度によっていろんな捉え方ができる、
「性格」や「気質」のような、ある意味あいまいで主観が多く含まれるものが
統計のデータとして信用に足るのかというのは大いに疑問です。
決してこういうもの自体を否定する気はありません。
(私もかじったことありますから)
利用することでなにかの気づきがあって前向きに行動できたりすることもあります。
ただし、まるっと信じて、それにとらわれてしまったばっかりに、
本当は選べたであろう選択肢を逃すようなことがあったら、
それはとても残念なことだと思います。
毛嫌いする必要はないので、あくまで「楽しもう」とする姿勢で利用するのがいいです。
自分の物語から分かること。
前に書いたこの記事は
一見、今回のテーマと違うように思えますが、
実は極めて近いテーマです。
なので、同じように「自分の物語」を書いてまとめることは、
ぜひともチャレンジしてみることをおすすめします。
上記の記事にも書きましたが一流の人の人生を聞いたときの
「この人子どもの頃からすごかったんだ…」という感想は
今のその人があるうえで、後付けで一貫性を感じるからそう思うというカラクリです。
自分の物語を書ききることで、自分を作り上げているものから
一貫性を見出すことが可能になります。
そこまでこれば、他人の人生と比べて劣等感を感じることもずいぶん少なくなります。
そして、付け加えるなら、それを人に話して聞いてもらう
ということまでできたら最高ですね。
自身のストーリーを聞いてもらって
「そのときどう思ったの?」
「そのときどう感じたの?」
+
「それはどうして?」
というような質問を要所要所でしてもらうことで、自分一人でやっていては
気づかなかったところがポロッとでてくることがよくあります。
また、人に話せないことを抱えたままにしていると、
無意識に負担がかかり続ける状態になりますので
どうしても力がわいてきづらい状態になってしまいます。
それを話しても絶対安心な友人や仲間を探すのもなかなかむずかしいですし、
最初からすべてを話すのも内容によっては大変です。
しかし、それを話せて、しかもちゃんと受け止めてもらえると、
それだけでそのことに対する思い込みや捉え方がガラッと変わります。
このメリットははかりしれません。
私のカウンセリングを受けられたクライアントさんでも、
だれにも話せなかったことを話せたことをきっかけに、
がらっと状態がよくなることはかなりよくあります。
その安心・安全な場を提供するのがカウンセラーの役割の一つですから、
現状をなんとかして変えたいけれどひとりではできそうにないと
思われたなら有効に活用されるといいと思いますよ。
あなたが心の底からなりたい姿は?
そして、書き上がった自分の物語を何度も読み返し、
必要であれば加筆訂正し、しばらく見ずにおいてから
またあらためて読むということをしていると
自分が手に入れたいもの
自分がなりたい、ありたい姿
そういったものが見えてきます。
それはじわじわとくるかもしれないし、
突然天啓のようにピンとくるかもしれません。
読んでいる最中かもしれないし、
他のことをやっているときかもしれません。
それには時間がかかることもありますが、
だれかに話したことで気づいたことも含めれば
より見えやすくなってきます。
もちろん自分の物語をひとりだけで書いても
相当な効果があることは間違いないです。
作業としてはかなり負担が大きい作業ではありますので、
一緒にできる仲間とともにやってみるとよりやりやすいし
効果も高いですよ。
頭を使うので飲み物やお菓子をたくさん用意して、
リラックスしながら楽しくやってみるのがおすすめです。
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